2005年06月30日(木) |
これを梅雨と呼んでいいのか? |
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梅雨入りしたはずなのに雨が降らない。新聞で見る天気図からは梅雨前線が消滅していたりする。日本中が水不足なのに新潟でだけとてつもない豪雨が降ったりしている。全くわけがわからない天気なのである。今朝も蒸し暑い曇り空だった。オレはいつものようにガンガン冷房を効かせたクルマで出勤した。職場も冷房がガンガン効いてひんやりしていた。
たぶん午前10時過ぎくらいだっただろうか、窓の外の激しい雨音にオレは度肝を抜かれたのである。ダダダダダ・・・というまるで第二次大戦中の戦闘機が空から機銃掃射してきたような激しい雨音と、巨大バケツをひっくり返したような大量の水が降ってきていたのである。この瞬間に外を歩いていた人は一瞬のうちに濡れ鼠になったことは間違いない。無防備にTシャツ一枚で歩いていた女性は濡れてスケスケになって乳首や下着が透けてしまったに違いない。外を出歩いてそんなラッキーな瞬間を目撃したかったのだが、残念ながらオレは仕事中だったのだ。
この激しい雨は「五月雨」「梅雨」のイメージとはあまりにもかけ離れている。これはまぎれもなく熱帯のスコールである。こんな激しい雨が降るということは、まぎれもなく日本の気候が「熱帯」に属する証拠である。オレは校庭をたちまちのうちに水たまりの海に変えてしまった豪雨の威力にただただ驚いていたのだった。
こんなのは梅雨じゃない。梅雨の雨というのは「あめあめふれふれ母さんが蛇の目でお迎え嬉しいな」と歌うあのやさしい雨のことであり、こんな暴力的な雨とは断じて違うのだ。
それにしてもどうしてこんなに激しく雨が降るのだろうか。オレは不思議でならない。降ってもいい時間の長さが定められていて、その時間内にどうしても降ってしまわないといけないから短時間に集中して大量の雨粒が投下される・・・という具合に一挙に降ったのだろうか。
地球温暖化によって明らかに日本の気候は激変した。5月から10月くらいまで、つまり一年の半分が夏、11月が秋、12月〜3月が冬、4月だけが春、くらいの四季の感覚である。そう、一番長くてうっとおしいのは夏であり、春と秋はどちらも「一瞬」くらいの長さしかないし、最近はその春や秋もほとんど感じ取れないようになって、冬からいきなり夏、夏からいきなり冬という年さえある。四季ではなくて二季になったのだ。気象庁も安易に梅雨入り宣言せずに、「梅雨」と呼ばれる時期が実際に存在してるのかどうか、それをきちっと確かめてから宣言してくれよと思うのである。今日降ったような雨は「梅雨の雨」とはオレは断じて認めたくないんだぜ。
しまった! 雨の一番激しいときにクルマを外に出せば、洗車したのと同じ効果があったのことに気が付いた。まことに残念。
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