2005年06月17日(金) |
秘技!図書券マジックの終焉 |
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オレはかなり昔から図書券の世話になってきた。昔、図書券には額面100円のものがあったことなどみんな知らないだろう。そんな昔から本好きのオレは図書券のユーザーだったんだぜ。そんなオレは親戚の人や知人からも図書券をもらうことが多かった。その図書券が金券ショップに額面よりも安く売られてることを知ってからは、本を安く買うための手段としてオレはいつも図書券を利用していたのである。
しかし、オレにとって最大の図書券の利用法は、なんといっても商品券マジックの一環として利用することだった。商品券マジックというのはオレが提唱する百貨店の駐車場にクルマを安く置ける秘密の方法である。例えば大阪・上本町にある近鉄百貨店の駐車場は、3000円のお買物をすれば2時間無料で駐車できる。お買物といっても別に商品を買う必要はない。3000円分の百貨店共通商品券を買えばいいのである。それで一回クルマを駐めることができる。これが商品券マジックである。
次にクルマを駐めたときは、今度はその商品券を持って本屋さんに行って図書券を3000円分買うのである。それでまた2時間クルマを駐めることができる。今度は図書券マジックである。そういうわけでオレの手元にはクルマを駐めるたびに手に入った商品券→図書券がいつもあったのである。もちろん図書券は最後に本を買うのに使用する。本を買わずに90%ほどの値段で金券ショップに売り飛ばすことも可能だが、そうなると「タダでクルマを駐めた」というせっかくのマジックが意味をなさなくなる。いくら安くても、最終的にゼニを払ったことになればオレの行動はマジックでもなんでもないのだ。最終的にその図書券を使って本を買うからこそ、オレの商品券&図書券マジックは成立するのである。
もっとも最終形の図書券に進化させずに商品券のままで使用して、近鉄百貨店の地下2階でお好み焼きやイカ焼きを食べる時にその商品券で支払ってることも多かったのだが。地下2階にある「とおりゃんせ」はオレの行きつけの店である。前を通りかかると店の人がオレを発見して声を掛けてくるので、他の店には入れないのである。お向かいさんにある「551の蓬莱」には行きたくても行けないのだ。
ところが日本図書普及は16日、図書券の発行を9月末で停止し、プリペイド式の図書カードに一本化することを明らかにしたのである。この図書カードとは1990年の発行開始で、昨年度の発行額が230億円もあり、カードの読みとり機の設置店も全国1万500店に増加したことに加え、図柄を自由に選べる図書カードは贈答品としても優れていることから、図書券の発行停止を決めたという。おなじみのものがなくなるのはなんだか寂しい。この図書カードだが、テレホンカードと同じで残りの金額がよくわからない、きわめて不便なものである。せめて鉄道系のプリペイドカードみたいに金額が表示されるようになって欲しいものである。あとどれだけ買えるかわからなかったら困るじゃないか。悪質な店があって、機械に細工して大目に金額をぼったくられたらどうするんだ。
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