2005年05月10日(火) |
回転寿司、くらのネタはホンモノか? |
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オレは回転寿司が好きだ。月に2、3回は行ってるだろう。くら寿司の、オニオンサーモンが特に好きだ。ちょっと贅沢だが函館市場も好きだ。函館市場ではじゃがバターとわんこそばが特に好きだ。どちらも寿司ではないと突っ込まれそうだが、行けば食べたくなるのだから仕方がない。
店に入れば待たずにいきなり喰い始めることができるし、1000円も喰えばかなり満足できるところが回転寿司のいいところである。茶碗蒸しや赤だしも安い。どうしてこんなに安く提供できるのだろうかと疑問を抱くこともなくオレはただ喰ってきたのである。
ところがその安さの秘密に対して、「週刊女性」が3月1日号で「不当表示追及!一皿100円均一?ありえません!」との記事を掲載し、「原価を考えれば(本物は)ありえないはず」とし、マダイはアフリカ原産の淡水魚ティラピア、カンパチは温帯や熱帯に生息する海水魚スギが代替ネタになっているなどとした。
さて、週刊女性が告発したのはどの店のことだろうか。かっぱ寿司、スシロー、あきんどなど100円均一の回転寿司店は他にもある。週刊女性の記事は店名を伏せているためどの店かわからず、わからないということはすべての店にその可能性があることになる。この記事に対して、くら寿司を全国展開する「くらコーポレーション」(大阪府堺市)が5月9日、「週刊女性」を発行する「主婦と生活社」(東京都)に300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を大阪地裁に起こしたのである。
くら側は「代替ネタの商品はない。経営の効率化や仕入れルートの確保などの努力で採算ベースに乗せている」と主張し、「100円ずし店すべてが代替ネタを使っているような内容で、営業を妨害された」としている。確かにそのとおりだ。記事にするならちゃんと店名を実名で書くべきで、そうでないとこんな騒ぎになってしまう。おそらく訴訟を起こすからにはくらは無実なんだろう。
さて、どの回転寿司店がとは言わないが、代替ネタを使ってる店があるのは事実だ。そんなことは食べればわかる。そんなもんに騙されるほどオレの舌は鈍感じゃない。ただ、客もちゃんとそのあたりは心得ていて、「不味かったら喰わない」のである。代替ネタであっても「うまかったら喰う」のである。客はそれがホンモノか偽物かということよりも、そのネタが100円にふさわしいかどうかを判断して、喰うか喰わないかを決めているだけである。週刊女性なんかに教えてもらわなくてもわかっているのだ。
ただオレが怒ってるのはくら寿司には「納豆巻き」というネタがあることだ。神聖なる回転寿司のレーンの上に、オレの嫌いな納豆が回ってくることだけは断じて許せない。
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