2005年03月24日(木) |
てめえらは放置プレイだ! |
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国土交通省は3月23日、今年1月1日現在の公示地価を発表した。全国の地価は、住宅地と商業地を合わせた平均で昨年を5%下回り、14年連続の下落となった。バブル崩壊以来、実に14年連続で地価は下がってるのだ。年間で5%といっても、そのまま続けば5年間で74%、10年後には60%まで値下がりするのである。焦ってローンを組まなくても、待っていればどんどん買いやすくなるのだ。みんながそう考えて買い控えをすれば、土地を持ってる側、売りたい側はますます焦って投げ売りすることになり値下がりは加速するだろう。こんな時は持たざる者が一番強いのである。土地持ちほど資産価値が目減りしていくのである。はっはっはざまあみろなのである。
しかし、金持ち(土地持ち)の味方である国土交通省はどうも「下げ止まり」を強調したいようだ。東京都心部の住宅地の平均値が上昇に転じたことを材料にこじつけもはなはだしい。オフィスビルの新・改築が相次ぐ千代田区丸の内や、海外の有名ブランド店が続々進出した銀座などの商業地で地価が上昇しているという極めて特殊な事例を材料に、日本全体の地価の傾向を説明しようとするのはひどい詭弁である。オレが住む大阪でも地価の下落率は縮小し、大阪駅周辺の商業地では上昇地点も出ているという。開発ラッシュの場所の地価が上がるのは当たり前だろう。そんなのに騙されてたまるか!
マンションのチラシを見るたびにオレはいつも「下がったなあ〜」という実感を持つ。相場を度外視して割高に売られてるのは一部のぼったくり業者のマンションと、アベノにある大阪市の再開発のマンションくらいで、あとはおしなべて年間に一割ずつくらいしっかりと下げている。高いままの値段をつけてる業者のモデルルームを冷やかしに行くと「ここは計画が古かったので土地購入価格が高くて」と言い訳しやがる。高値づかみしたのはおまえらが馬鹿だからじゃないか! その馬鹿の尻ぬぐいをどうしてお客様のオレがしてやらないといけないんだ。往生際の悪いヤツめ。
ちゃんと立派な家に住むオレがなぜモデルルームを冷やかすのか? 実は高層マンションの最上階を手に入れようと目論んでいるのだが、どうせ毎年安くなるので、焦って買わずに老後をのんびり暮らすために20年後に手に入れるのも悪くないかと思って、冷やかして回ってるんだ。
定年退職したらあとは映画を見たりのんびりプレイステーションでもしながら遊び暮らしたい。この調子で毎年10%ずつ下がれば、20年後には今の値段の12%になる計算になる。億ションと言われる物件が1200万で買える日までのんびり待てばいいのである。焦って今買えば、20年後にもちっともローンが減っていないという地獄を味わうことになり、喜ぶのは悪徳マンション業者と銀行だけだ。みんな、「下げ止まり」という詭弁に騙されるなよ!相変わらず下げ続けてるというのが厳然たる事実なんだ。そして、その下げ幅は一年間にローンで支払っている金額を超えてるんだ。放置プレイ、それが最高の住宅購入のための戦略だぜ!
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