2005年01月26日(水) |
偽造キャッシュカードを撃退せよ! |
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全国銀行協会は1月25日、偽造キャッシュカードによる不正引き出しの防止策をまとめ、全国の銀行に伝えた。偽造されにくいICチップ搭載型カードへの移行や、ATM(現金自動出入機)からの引き出し限度額の引き下げが中心である。馬鹿どもにはこの程度のことしか思いつけないのである。しかも相変わらず被害補償のルール作りには慎重論が多く、あくまで責任を預金者になすり付けようとしている。なんと姑息な連中だろうか。お客様を大事にする姿勢など微塵もなくただ我が身がかわいいのである。
さて、生体認証カードやICカードに移行するためには全国のATMを改造しないといけないので莫大な投資が必要になる。都市銀行のキャッシュカードがどこの銀行でもコンビニでも使える便利さが、今度は逆にネックになったのだ。その全部を改造するにはどれほどの投資が必要になることか。手のひらの血管で本人認証するキャッシュカードは実用化されてるが、年会費が1万円余分にかかる上に使えるATMがわずかしかないという。まだまだ普及にはほど遠いのである。
そこでオレからの提案である。暗証番号だけに頼るなということだ。面倒くさいが、暗証番号+αの何か別の情報を入力しないと引き出せないようにすればいい。それも生年月日みたいなありきたりのものではダメだ。初恋の人の名前とか、好きな女優の名前とか、好きな食べ物とか、そういう質問をいくつか登録しておいて、高額の引き出し時にはどれかの質問がアトランダムに出現するようにすればいいのである。これなら機械そのものではなくて搭載するソフトウェアの改造で済むはずだ。
少しカネを掛けるなら、引き出し時に正面の小型カメラで本人の写真が撮影されるようにするとか。「これからあなたの顔写真を撮ります。撮影を拒否される場合は取り消しボタンを押してください。撮影に同意される場合は次へお進みください」というふうに。10万円以上の引き出しの場合、本人の携帯に電話が掛かるようにするという方法もあるぞ。音声ガイダンスが「いまからあなたの預金を引き出します。OKの場合は1を、そうでない場合は2を押してください」これなんかはわりと簡単に導入可能なはずだ。電話報告金額をいくら以上にするかは本人に指定させたらいい。
支店の数の少なさを売りにする銀行があってもいい。「本行には支店がありません。ここでしか出し入れできません」というのも新たな売りになるかも知れないし。ただ、そうやって防ぐよりも偽造カードを使ったヤツにその場で天罰が下る仕組みこそオレは導入して欲しいのである。預金者は「自分の預金を守りたい」と思う一方で、自分のゼニを盗もうとする外道には重い罰を与えてやってくれと思ってるはずだ。
偽造カードを使ったことが判明した場合、その場で頭上からバケツいっぱいの水が降り注ぐとか。「おれたちひょうきん族」であったやつだぜ。
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