2005年01月11日(火) |
縁起をかつげ!受験生 |
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いま、受験生にもっとも人気のあるお菓子が何か知ってるか?それはネスレから販売されている「キットカット」である。なんでもその名前が「きっと勝つ」に似ているから、縁起物として愛されてるのだ。野球やサッカーの選手が試合前に「ステーキ」と「カツ」を食べて、「敵に勝つ」と語呂合わせしてるのと同じレベルである。
しかし、この受験の縁起物、1月15・16両日に行われる大学入試センター試験の志願者が57万人もいることを思えば、決して無視できないのである。高校受験や中学受験、各種の資格試験も含めれば、受験生市場というのはかなり大きなパイである。そこに「縁起物+頭が良くなる食品」を投入すれば、かなり売れることが確実なのだ。ネスレはキットカット人気に便乗して1月11日、五角(合格)形のマグカップと1杯分のカフェラテをセットした「受験生応援パック」を発売した。五角で合格というのはかなり無理があると思うのだが。
一方、日本レストランエンタプライズはJR東日本の主要駅で1月11日から「合格祈願弁当」を販売する。絵馬をイメージした容器に、トンカツやレンコン、クワイなど縁起の良い食材を詰め込んだという。もしかしてごはんの上にゴマでVの文字が入ってるとか。そういえばオレが大学を受験したときも、京都駅前の新都ホテルで7000円の受験生パックというのがあって、合格弁当もついていたことを思い出す。そのパックで受験したのにあえなく浪人したヤツも多かったなあ。
マルハは「頭が良くなる食品」で直球勝負だ。マグロなどに多く含まれ、脳や目に良いとされるドコサヘキサエン酸(DHA)に注目して、DHA入りの「合格ちくわ」を発売した。カロリーも控えめということで、夜食などの需要も狙うという。宝酒造も若年層のファンを増やそうと、ブルーベリー果汁をベースにした清涼飲料「受験生熱援飲料・合格宣言」を発売した。
ここにあげた他にも受験生向け食品はかなり販売されてるのだろう。縁起を担ぐヒマがあればもっと勉強しろとオレは言いたいのだが、合否には精神的な要素も大きい。気分的に有利になるのなら、こういう食品も積極的に利用した方がいいのかも知れない。試験の時に舐めるための「合格飴」ってどこか出してないのか。まだなら今から売り出そうぜ。
ただ、おやつにバナナを持って行くのだけは絶対にダメだ。だって、バナナの皮で滑るのはみんなの常識じゃないか!いくらJR福井駅で「すべらサンド」(SLの滑り止めの砂で作ったお守り)をもらっていても無駄になってしまうぞ。
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