2004年11月21日(日) |
ビバ円高!(財政再建私案) |
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すごい円高だ。11月18日時点で1ドル=102円台に突入、ドルが100円台を割り込むのも時間の問題だという。政府・日銀は、外国為替市場でのこの円急騰を受け、3月半ば以来停止している円売りドル買いの市場介入再開も視野に警戒を強めている。このまま円高が続けば、輸出企業に膨大な為替差損が生じることになり業績の悪化や投資意欲の減少を招く恐れがあるからだ。
さて、この円高は本当に日本にとって危機なのだろうか。数年に一度というこの円急騰に乗じて、日銀は大量に円紙幣を刷って刷って刷りまくってそれで世界の通貨を買いまくればいいじゃないか。もしも1ドル=100円の時に1000兆円をすべてドルに換えれば10兆ドルが手に入る。そのドルを持ち続ける必要はない。為替相場はいずれ逆方向に振れる。そのドルを1ドル=110円の時に今度は円に換えれば1100兆円になり、たちまち100兆円増えるのである。100兆円もあればそれで国家の財政が賄えるじゃないか。なぜこの円高を利用しないのだ。
そうして世界中に大量の円をばらまけば、今度はそのゼニが日本に還流してくる。日本製品を買うためにだ。為替差損を防ぐために外国との貿易取引は円建てでどんどん行うことを奨励すればいい。企業も円建ての方がリスクが少なくて済む。米国が債権、通貨、株式のトリプル安に陥ってる今の状況に乗じて、一気に世界通貨の覇権を握ってしまえばいいのだ。なぜこれをチャンスと認識しないんだ。オレを日銀総裁にしてくれれば世界を相手に一勝負してやるぜ。
通貨を発行しすぎればインフレになると心配するヤツもいるが、インフレこそが政府の望みじゃないのか。720兆円にもなる国と地方の借金を軽くする唯一の方法は、インフレで貨幣価値が10分の1くらいになることだ。みるみるうちに預貯金が目減りすれば人々はあわてて土地や株への投機に走るだろう。地価上昇で不良債権はすべて宝の山になり、空前の好景気を起こすことが出来るんだ。政府の馬鹿どもはどうしてそんな簡単なことに気が付かないんだ。
しかし、世界通貨の覇権を握るなんて大それた野望を財務省や日銀が持ってるなんて知れば、西欧の諸国は必死で円安へ誘導を計るんじゃないか。大量の円売りを浴びせるまでもなく円相場は暴落させられるだろう。もっともそうなれば今度は輸出企業に好景気が訪れることになり、海外に移転してしまっていた生産拠点が再び国内にUターンし、失業率が下がりますます景気はよくなる。いいことずくめなのだ。
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