2004年11月12日(金) |
ぺこちゃんを盗んだ男 |
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山形県警米沢署は11日、全国を車で移動し「ペコちゃん」などのマスコット人形を盗んでいたとして群馬県高崎市無職、長浩之被告(38歳)とび職、渋谷哲二被告(31歳)=いずれも強盗致傷、窃盗罪で公判中=を建造物侵入と窃盗容疑で再逮捕した。この二人はマスコット人形集めが共通の趣味で、盗みを始めたのは今年の初め頃からだという。ネットオークションなどで変わったものの買い手を探しやすくなったこともこういった犯罪の発生原因の一つかも知れない。この男たちは「(盗んだ)人形はフリーマーケットなどで売った」と供述している。
調べによると、長容疑者らは6月22日午前3時半ごろ、閉店後のレストランにガラスを破って侵入し、店内から「ペコちゃん」4体(計約8万円相当)を盗むなどしたという。栃木市や山形県でも薬局などから「ちび象サトちゃん」2体(計11万円相当)や「ピョンちゃん」など4体(計20万円相当)を盗んだ罪でも起訴され、こちらも公判中である。
あの巨大なマスコット人形を盗む馬鹿は普通はいない。だから無防備に安置されてるのである。ただ、オレが不思議に思うのは、この盗っ人からマスコット人形を買うヤツが存在するということだ。あんなでかいものをいったいどこに置くのだ。部屋が狭くなるじゃないか。そんな部屋には女の子を連れ込めないぞ。ぺこちゃん人形が部屋にあるというだけで、まともな人間とは思ってもらえないだろう。うっかり枕元に置いていて、地震の時に倒れてきて顔面を直撃したらどうするんだ。それとも、女にもこんなマスコット人形のオタクがいるのか?
そしてもうひとつ気になったのは、ニュースに含まれていたマスコット人形の値段である。ペコちゃんが一体2万円(安い!)で、サトちゃんは5万5000円、ピョンちゃんが5万円ということになる。だったらカーネルサンダースはいったいいくらなんだ。ジャパンの前においてあるオヤジはいくらだ。他の人形の値段が妙に気になってしまうのである。
店を開店するときにそれらの人形は強制的に買わされるのか、それとも本部から無償で与えられるのか、いったいどちらなんだろう。そのつまらないことが気になって夜も眠れないのである。もしも買わされるのなら、ネットオークションで売りに出てるのを買えばいいわけだ。出品されるのは盗品ばかりとは限らない。倒産や廃業したのでいらなくなった人形が売られてることだってあるだろう。「捨てるのもったいないから」とか。
そんな縁起が悪い人形、いらねえぜ!
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