2004年08月19日(木) |
ローソン、そんなことやめてくれ! |
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オレはよくローソンでクロネコヤマトの宅急便を利用していた。到着時間も指定できる上に料金も安くかなり重宝していたのである。そのローソンがなんとヤマト運輸との提携を11月に解消して、今度は郵政公社のゆうパックを取り扱うようになると発表したのである。なんということだ。最初、ローソンはクロネコヤマトの宅急便を扱いつつもゆうパックもやるというパターンを考えていたわけだが、古くから付き合ってる黒猫嬢が、「二股なんかされるのなら私は別れる」と言いだし、それに対して「だったら勝手にしな。ぼくは郵子ちゃんを選ぶから」と言ってしまったわけである。ヤマト運輸は今回のローソンとの提携解消についてこのように説明している。
「当社は取扱店様に対し、1日2回〜4回の回収を実施しております。また、地域によってはコンビニチェーン様と協力して、夜間にお預りしたお荷物を翌日の午前中にお届けしたり、早朝お預りしたお荷物を当日中にお届けするなどの高品質なサービスを一丸となって提供しております。仮に他のサービスと併売をした場合、このようなサービスを継続することが非常に困難になることが懸念されます。」
さて、ローソンで宅急便が利用できなくなったらどういうことになるのか。オレの選択肢としては、「他のコンビニに行く」という可能性が最も高い。我が家の近所にはローソン以外にセブンインレブンもファミマもある。ローソンが提携先を変えたからといって、これまで利用してきた宅急便をゆうパックに変えようとは思わないのである。その理由は、オレが郵政公社のことを全く信頼していないからである。
混雑している郵便局の窓口で待たされるたびにオレは思う。「後ろで座ってるオッサンも窓口業務手伝いやがれ!」新聞には時々郵便物を捨てる配達員の記事が載る。大切な郵便物を捨てたり燃やしたり自宅の押し入れにため込んでいたり、いったいこいつら何やってんだとオレは腹が立つ。配達時に不在だったとしても、きっちり何度も連絡をとってくれるクロネコと、「居ないのは客が悪い」と開き直る官僚的な郵政公社をくらべればどちらが客商売に向いてるかは明らかだ。
その昔、オレが遠距離恋愛で文通していた頃にも行方不明になった手紙があった。オレの愛情をこめた貴重なラブレターが紛失したのである。これは文化財の喪失にも等しい損失である。激しく抗議したのだが、郵便局からは「調査しましたが見つかりませんでした」という返事しかなかった。人のラブレターをこっそり読む変態局員に奪われたとオレは今でも確信している。そんな組織が民営化されたところで急にサービスが向上するとは思えないのである。それを思えばゆうパックを選ぶというローソンの選択はまことにリスクの大きな選択だ。
これまで一緒に歩んできたパートナーである古女房を捨てて、「えーっ、こんなにたくさん配るのヤダー」とほざくバカ女と同棲するようなそんな選択、もしかしたらローソンの屋台骨を揺るがすかも知れないのである。
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