2004年08月17日(火) |
おまえら、医療費使い過ぎじゃ! |
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厚生労働省は8月16日、2003年度の「医療費の動向」調査結果を発表した。医療保険(自己負担分を含む)と公費で支払われた概算医療費は、高齢者の医療費が大きく伸びたため、前年度比2・1%増の30兆8000億円で過去最高となった。サラリーマン本人の自己負担割合が3割に引き上げられたためにこちらは前年度比で5.2%減少したのだが、高齢者の医療費は、前年度より4.7%増えて12兆3000億円となったため全体ではプラスになったのである。
1人あたりの医療費はなんと24万1000円になる、全国民が毎月2万円も医療費に使ってる計算になる。なぜそんなに高いかというと高齢者が平均73万7000円も使ってるからである。「おまえら、使い過ぎじゃ!」と言いたくなるぜ。仮に100歳まで生きるとするなら、70歳からの30年間で2190万円も医療費に使う計算になる。そんなにかかるわけがないのである。これは絶対に医者の陰謀だ。老人医療費を長期間に渡って安定的に収奪するために生かさず殺さずの状態で放置しているような気がするのである。治るのならさっさと治し、助からないのなら早く引導を渡してくれ。中途半端が一番いけないのである。
結果的に膨らんだ医療費は、オレみたいな健康な労働者が負担させられているのである。たまに風邪を引いて病院に行ったり歯医者に行ったり、ものもらいができて目医者に行ったりしてもすぐに治ってしまうので、全然払った掛け金を取り返せないのである。流行っている病院の待合室は元気なお年寄りでいつもにぎやかだ。母が数年前に短期入院した病院では、同室のどうみても病気には見えない元気な中年のおばはんが「ここにおったら一日1万円もらえんねん!」と哄笑していた。病院がニセ患者とグルになって医療費を不正請求しているとしか思えないのである。
このまま高齢者医療費が伸び続ければどうなるのか。年金問題と並んで日本の将来を揺るがす大きな問題であることは間違いないのである。しかし、こうしてオレが怒ったところで医師会と政治家どもは利益共同体みたいなものだから、連中には改革しようという前向きな気持ちなど毛頭無い。結局どうすることもできないのである。もはや残された解決策は自分も早く老人になって「払う側」から「使う側」に回ることである。心配しなくてもいい。もうすぐオレもジジイだ。
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