2004年07月20日(火) |
1億7000万円を女性タレントに貢いだ男 |
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外資系証券会社「アイエヌジー証券」東京支店で有価証券が紛失した事件で、元同支店業務部課長の伊藤高史容疑者(37歳)が7月17日までに、業務上横領の疑いで再逮捕された。横領した時価約1億7600万円のほとんどが、20代後半の女性タレントとの交際費に使われており、この女性も警視庁から事情聴取を受けている。
伊藤容疑者は2002年1月ごろ、株券の預かりなどを行う証券保管振替機構に同社端末から接続。同社が預けていた大手通信機器会社の株券110株を無断で着服した疑いがある。株は知人を介して売却。売却益のほとんどを交際中だった女性の口座に送金した。女性の歌手デビューのために設立した芸能事務所の運転資金や高級外車、ハワイ旅行などに使われたという。女性は民放のバラエティー番組に出演したこともある。
この伊藤高史は今年2月には世田谷区のマンションのオーナーに対して「入居者を無差別に殺す装置を開発した」と脅して1億2000万円を巻き上げようと計画、現金を受け取りに現れたところを逮捕されている。やってることはただの馬鹿としか思えないレベルの低さである。
さて、このような事件の時にいつもオレが思うことは、貢いでもらった女はそのゼニの出所を知っていたのかということである。つきあっていれば、相手の男がちゃんとゼニを稼げるような男かそれともただのヘタレなのかわかるはずだ。勤務先から横領しているということを承知でそのゼニにたかっていたような女が仮に「知らなかった」と主張したからと言って免罪されるわけではない。少なくとも女のところに残っている全財産は没収して被害弁済にあてるべきだろう。青森県住宅供給公社のゼニがチリの女に巻き上げられた事件ではほとんど取り返すことができなかったわけだが、そんな失敗を繰り返してはならない。
ただ、現時点ではまだ名前の出ていないこの女性タレントとはいったい誰なのか。来週の週刊誌では一斉に名前と写真が掲載されて話題になるのだろうか。とにかく、その女が1億7000万も貢ぎたくなるようないい女なのかどうか、気になって仕方がないのである。仮にものすごくいい女であったとしても、そんな大金が必要な女などこの世にいるのだろうか。あるいはこの伊藤高史という男はよほど女にモテそうもないタイプのかわいそうな男であり、そんな哀れな男にとって女性をつなぎ止める手段というのはゼニを積むことしかなかったのだろうか。それはおまえが好かれてるのじゃなく、ゼニが好かれてるのである。そんなことに気づけない哀れな男がすべてを失ったあげくに逮捕されてしまう・・・男とはなんとみじめな生き物なのだろうか。
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