2004年06月30日(水) |
オクサマの趣味はこそ泥です。 |
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大阪はひったくり日本一の街である。もちろん他の犯罪も多く、車上荒らしはオレのクルマまで狙う始末だし空き巣の発生件数もきわめて多い。働かずに安易にゼニを手に入れようとするクソ野郎がとにかく多いのである。開店前のパチンコ屋の前にはぐうたら主婦やプータローたちがいつも行列を作っている。連中の頭の中にはまじめに働いてゼニを貯めるなどという思想は存在しない。いつか宝くじが当たって遊んで暮らせると信じているのである。
オレのように日々労働にいそしむまっとうな市民はもしかしたら少数派なのかも知れない。ベンツを乗り回しながら生活保護を不正受給しているヤクザがいたり、子どものために就学援助を受けながらブランドもので部屋が埋まっている主婦がいたり、とにかく大阪は何でもありの世界なのである。パチンコや競馬じゃなくて侵入盗を趣味にしている主婦がいてもおかしくない。
大阪府茨木市の41歳の主婦岩井久美子が今年の2月以降、市内で20件の空き巣を繰り返していたことがわかった。子ども一人が海外留学して時間に余裕ができため盗みを始めたという。「ガラスを割って入るスリル感やカネを探す快感でやみつきになった」と供述している。6月16日未明に閉店後の飲食店に侵入し、カウンターの引き出しにあった釣り銭など現金9000円を盗んだ窃盗罪で既に起訴されていたが、その後他の盗みについても供述をはじめたために犯行の全貌が明らかになったのである。主に自宅から5キロ以内にあるマンション1階の部屋を狙い、バールでガラス戸を割るなどして侵入し、パソコンやプリンター、ビデオデッキを盗み自宅に保管していた。狭い範囲内で同じような犯行を繰り返せば、もちろん警察も厳重に警戒するだろうし捕まったのは当然である。しかし、犯行の動機が「スリルを味わいたかった」というのがオレには解せない。
世の中にはネット不倫やホスト遊びにはまってしまい家庭を崩壊させる困った主婦が多数いる。今回はそれがたまたま「空き巣」だったわけである。何がこの女をそうさせたのか、オレは知りたいのである。「自由になるカネが欲しかった」と語ったこの主婦は夫から毎月50万円の生活費を受けており、暮らし向きは悪くなかったという。月50万でも足りなかったとは、いったいどんな贅沢をしていたのだろうか。そして、ママが泥棒だったことを知った留学中の子は異国で何を思うのだろうか。
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