2004年06月11日(金) |
がんばれシャープ! ふざけるな、ジャスコ |
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オレはシャープの製品を愛用している。ノートパソコンも一台あるし、テレビやビデオデッキも我が家にある。以前は空気清浄機も使っていた。空気の汚れにセンサーが反応して運転するタイプで、そばで屁をこいただけで動き出すというすばらしい製品だった。電機業界の中で、SONYと並んで日本を支える企業だと思っている。
高い技術を維持するには研究開発に多くの投資が必要だ。そうやって手に入れた技術を盗むような行為は許されないのである。使いたいなら正当な特許料を支払うべきである。6月7日付でシャープは台湾の東元電機グループの日本法人に対し、20型液晶テレビについて国内での生産、販売差し止めを求める仮処分申請を東京地裁に申請した。さらに東京税関にも同テレビの輸入差し止めを請求したという。
シャープによると、東元製の液晶テレビは台湾の友達光電が製造した液晶パネルを使っている。シャープは、友達光電がシャープの特許である液晶パネルの画素の欠陥を修正する技術を侵害しており、友達光電の液晶パネルを採用しているテレビも特許を侵害していると主張している。
さて、国内でこの東元電機グループの液晶テレビを輸入販売しているのはジャスコを展開するイオングループである。国内メーカーの半額程度で安売りしていたのだが、その裏にはこんなカラクリがあったのだ。正当な対価を払わなければ安く作れるのは道理である。ところが商品が入ってこなくなることを逆恨みしたイオングループは、逆ギレしてシャープ製品を売り場から全面撤去すると言い出したのである。「ブランドを傷つけられたから」だと言う。やることが逆じゃないか。白黒決着がつくまでいったん東元を撤去する方が先だろう。もともとそれなりのリスクを覚悟して安いモノを売っていたくせに何を勘違いしてるのだ馬鹿!とオレは思うのである。
シャープが開発した家電製品は数多くある。洗剤を使わない食器洗い乾燥機や洗濯機など他のメーカーに先駆けて売り出したのである。シャープよ、イオンなんかに負けるな。息子が民主党党首になったからとどこか勘違いしている成り上がりもののスーパーなんかにシャープ製品を売らせるな。逆にこちらから全商品引き上げてやれ。オレも応援するぞ。近所のジャスコで言ってやるぜ。
「なんやこの店、ろくなテレビ置いてないやんけ。アホらしいから帰るわ」と。
翌日になってイオンはシャープと和解し、売り場から問題の東元製品を撤去するという形で決着を見た。結局、イオンはただのヘタレだったということである。
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