2004年05月28日(金) |
北朝鮮のハッカー部隊に気をつけろ! |
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韓国軍の情報部門、機務司令部の宋泳勤(ソン・ヨングン)司令官は5月27日、ソウルでの講演で「北朝鮮が金正日総書記の指示で精鋭を集め(コンピューターに不正侵入する)ハッカー部隊をつくり、韓国の国家機関、研究機関を対象に情報収集している」と明らかにした。関係者の説明によると、北朝鮮は軍事大学の卒業生の中から優秀な人材を選んでコンピューター関連科目を集中教育。その後、人民武力省偵察局傘下のハッカー部隊に配属されるという。 この部隊はインターネットを通じて韓国の国家機関などが保有する機密を盗んだりサイトを破壊したりするのが任務。部隊の情報収集能力は高く、韓国軍は最近、専門部署を新設して情報保護体制を強めているという。
北朝鮮もなかなかやるじゃないか。まだ56Kのモデムしか使えないインターネット後進国だとオレはこの閉ざされた国を誤解していたのだが、実態はそうでもなかったらしい。しかし、考えたら国家が総力をあげて精巧な偽ドル札スーパーKを作り(「万景峰号」で日本から運ばれた偽ドル札識別機でその精度が確認されているらしい。)大量の覚せい剤を輸出しているのである。サイバーテロくらいそれに比べたらたいしたことないのだ。
平和ボケしている日本と違って、北朝鮮は今でも戦時体制なのである。密入国した工作員たちは在日米軍基地や自衛隊、原子力発電所や新幹線など有事の際の破壊工作の対象にする場所の調査結果を北朝鮮に報告し、それを朝鮮労働党の機関誌、労働新聞に掲載しているのだ。「日本を火の海にしてやる」とはっきり機関誌に書いているのである。日本にはミサイルを向けていないと金正日は語ったそうだが、オレはそんなことこれっぽっちも信じてないのだ。自国の勝利のために敵国の住民を軍事目的で拉致することは、彼らの基準ではちっとも犯罪ではない。快適な生活を保障し、子どもを大学にまで行かせてあげたのに何を文句言ってるんだというのが、北朝鮮の言い分なのかも知れない。
相手が犯罪と思っていない行為を責め立てても、議論はすれ違うばかりなのである。捕まえられた痴漢が「気持ちよくしてやったのにどうして怒ってるんだ」と開き直ってるのと同じである。そんな国に交渉のために乗り込むのである。小泉もいざとなったら金正日と短刀で刺し違えるくらいの覚悟で行くべきだったのだ。あんな態度では舐められて当然なのである。
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