2004年05月22日(土) |
のぞき見は人間の本性である! |
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政治家の国民年金の納付状況がどうしてバレるのか?それは興味本位に見ている職員が週刊誌にどんどん暴露しちゃうからである。しかし、そののぞき見のおかげで国民は真実を知ることができるし、政治家はズルができないわけで、オレはこういうのぞき見はOKだと思っている。
江角マキコの個人データだって、もしもオレが社会保険庁の職員ならば、そして名前と先年月日を入力するだけで簡単に納付状況を閲覧できるのならば、やっぱり見てしまうような気がするのである。だってオレは基本的に野次馬根性丸出しの情けないオッサンだからだ。
見てしまったら必ず友人にメールすると思うのである。「あのCMに出てる女優、実は自分が納めてないんやで!」実際に複数の職員がデータを閲覧していたわけで、社会保険庁にはオレみたいな人間が複数いたということである。社会保険庁は5月12日付で内部規定を改正し、業務目的以外で個人データを閲覧することを禁止した。これでのぞき見ができないことになったのである。しかしオレが知りたいのはのぞき見をした場合にどんな罰が科せられるのかということである。盗み見した情報を売り飛ばすことによって得られる利益と天秤に掛けて、ペナルティの方が軽かったら結局その行為はなくならないだろう。免職になるくらいの罰でないと効果はなさそうだ。
ところが、その閲覧が故意にではなく、間違えて名前や生年月日を入力したものがたまたま表示されてしまった場合はどうなるのだろうか。オレはおっちょこちょいなのでよくキーボードで入力する文字を間違える。小泉順一郎と入れるつもりが小泉純一郎とうっかり誤変換することはよくあることだ。人間が作業をする以上、そういうミスは防げないのである。そんなので懲戒免職と言われても困るのである。
坂口力厚労相は「興味本位であちらを見る、こちらを見るといったことがあってはいけない」と述べている。エラい人たちの秘密が、そういう形で下々の連中にバレたら困るのだ。特に政治家の情報はバレては困るのである。何しろ選挙に影響するからだ。検索すればたちどころに政治家の秘密を暴ける必殺の武器が、政治家によって使用を禁止されるのはなんとも不合理である。実際の所、未納付がバレて国民に顔向けできないのは政治家くらいで、他の国民の多くはそんなことはたいした恥ではないと思っているはずだ。そんなにまでして政治家の秘密を守りたいのか。
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