2004年04月28日(水) |
神よ、この罰当たりを許すな! |
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関西の教会を狙う窃盗や強盗が相次いでいる。夜間や礼拝時に無人の事務所に入り込むなどの手口で被害は最近二年あまりで30件以上になるという。「来る人は拒まず」という開かれたイメージが影響しているようだが、強盗なら拒んでもいいと思うのである。それとも『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンが銀の食器と燭台を教会から盗んだが許されたように、自分も盗みを許されると思っているのだろうか。被害を受ける側が全員ミリエル司教のような有徳者ばかりとは限らないのである。ジャン・バルジャンではなくただのこそ泥には、きちっと罰を与えた方がいいというのが普通の判断だろう。
4月3日の未明には堺市の教会に数人の強盗が押し入り、一人住まいの女性牧師から現金3000円とノートパソコンを奪った。翌4日には平野キリスト福音教会で押し入った強盗が牧師に劇薬を掛け、火傷を負わせて逃げている。この二件は同一犯の可能性が高い。
教会で窃盗が増えだしたのは2002年頃からだ。大阪府と兵庫、和歌山を管轄するカトリック大阪大司教区の調査では、2001年11月から今年の3月までで、管内91教会のうち13教会が総額100万円の被害に遭っていた。神戸市東灘区の教会では、ミサの時に信者のバッグが盗まれたり夜間にガラスを割られて金庫を物色されるなどの事件が計5回も起きている。ゼニまみれの新興宗教の教祖たちと違って、神父や牧師の報酬はむしろ安いくらいだという。信者からの献金もその日のうちに銀行に預けるために教会にはまとまった現金が置かれていないのが普通だという。そんなところを狙ってもたいした稼ぎはないのだ。盗人どもよ、そんなことも調べないで狙ってるのか。
盗人や強盗に仁義やモラルを求めても意味がないのだが、この世には理不尽な犯罪が多すぎる。無抵抗な乳児を虐待して殺したり、わずかなゼニしか持たないホームレスからその所持金を奪ったりする外道があまりにも多いのだ。そんな外道どもにとって、教会というのはただの「警備の手薄な場所」でしかないのか。てめえらの悪行はちゃんと神が見ているとは思わないのか。そんな罰当たりの極悪人は、捕まえたら目立つ場所にさらし者にするしかない。裸にして全身をイバラで縛り上げ、「神はこの悪党を許さず」と書いたプラカードを首から提げさせるべきだろう。おそらく同一犯人と思われるこの連続教会強盗犯を、一刻も早く検挙して欲しいものである。神の怒りをこの罰当たりどもにわからせてやれ。
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