2004年02月17日(火) |
甲府市に4億5千万の損害を与えた男 |
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2月16日、甲府市は下水道の新規利用契約者のデータ入力が3年間にわたって放置され、使用料約4億5千万円を未徴収にしてしまった問題で、当時の担当者だったこの男性職員(29歳)(名前は非公表)を懲戒免職とし、上司6人も停職や減給にするなどの処分を決定した。
この無能職員は2000〜2003年の3年間、下水道の供用が始まった地域の新規利用契約者のデータ入力作業を一人で担当していたが、「仕事が忙しい」などと称してサボりまくり、ほとんど作業を進めていなかった。データ入力が済まないと下水道使用料の徴収は始まらないため、少なくとも約1万世帯、4億5000万円が未徴収のままになっていたのである。ところが当時の下水道部長、田中登(処分は停職一ヶ月)は、料金収入が増えない原因を調べることもなく放置していた。この連中は仕事もしないで毎日いったい何をしていたのだろうか。
3年間データ入力をしなかったこの無能職員は昨年3月に市障害福祉課に異動したが、ここでも任されていた支援費支払いの事務作業を最長半年間怠り、福祉施設などへの約2億3000万の支払いを滞らせたのである。全く理解に苦しむのである。いったいどんな野郎だったのか、同僚たちの評判が是非とも知りたいのである。遅刻や欠勤ばかりでろくに役所にいなかったのだろうか。それとも居眠りばかりしていたのだろうか。
甲府市では3年前にさかのぼって下水道使用量の徴収を行うとしているが、そんなものはこの無能職員に賠償させればいいだろう。ろくに仕事をしていない期間もこの男は給料をもらっていたのである。税金泥棒とはこんな野郎のことをいうのだ。懲戒免職にするだけではなく、働かずに得た給与所得もすべて没収すべきである。ただ、そういう無能な職員のことを同僚たちも知っていたはずである。なぜ発覚がこんなに遅れたのだろうか。オレはそこに役所のかばい合いの体質を見てしまうのだ。バレたら自分の管理責任も問われるから、おそらく上司ももみ消そうと必死だったのだろう。みんなでサボれば怖くない。仕事ができない人間にみんなが合わせてしまえばとっても楽である。
こんなに楽な公務員の世界なんだが、不況でもしっかりボーナスはもらえるし、退職金はガッポリなのである。考えればオレも以前はその公務員というお仕事だったのである。すべては過ぎ去った遠い昔のなつかしい日々の出来事である。
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