2004年01月16日(金) |
選挙に阪神タイガースを利用するな! |
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1月15日に告示された大阪府知事選は現職の太田房江(52)=自民・民主・公明・社民推薦と、弁護士の梅田章二(53)=共産推薦、前参院議員の江本孟紀(56)による事実上三者の争いということになった。この三人の主張を比較するとなかなか面白いのである。
まず教育改革について、太田は35人学級を、梅田は(カネもないのに)30人学級を主張してるが、江本は「教員の資質の問題、人数は関係ない」と言っている。最も府民受けするのは江本である。
太田は「行財政改革に引き続き取り組む」と言うが、任期中にさらに財政を悪化させた張本人に改革が可能だとは誰も思わないのである。梅田は「福祉と暮らしを守りながらまず人々を元気にする」と言うが、カネもないのに元気になったら却って困るのである。江本は「知事の退職金返上と人件費5%カット」を示すが、これは実行できれば確実に500億円近い歳出抑制効果が生まれる。しかし人件費カットよりもまず人減らしである。人口883万の大阪府に10万人を軽く超える府職員はやはり多すぎるの一言である。だから仕事もせずにネットでずっとアダルト画像を見てたりふんぞり返ってマンガばかり読んでるヤツもいるのである。1兆円の税収に対して歳出は3兆円、こんなむちゃくちゃな予算を組んでるばかげた都道府県は大阪府くらいなのである。
オレが最も許せないのは、この3人ともが「自称阪神ファン」であるということだ。愛知県出身の太田が阪神ファンのはずがないのである。実に県民の99.9%が中日ファンであり、予備校は河合塾、クルマはトヨタという閉鎖的な土地で生まれ育った人間が阪神ファンになるはずがない。東京大学では中日ドラゴンズのファンクラブにいたという未確認情報もある。「バースをご存じですか」と聞かれて、「誰ですかその人?」と答えたとも言われている。真っ赤なニセモノなのである。ただ土俵に上がりたいだけの出しゃばり女は見苦しいのである。
江本と言えばあの「ベンチがアホやから」発言で、阪神を捨てた人間である。不世出のエース江夏豊との交換トレードという名誉を与えられたのにあっさり野球を捨てたあんたを阪神ファンはみんな恨んでいるのである。いくらプロ野球を10倍面白くしてくれたところで阪神には全く関係なかったのである。梅田も「どちらかといえば阪神ファン」と言うが、そんないいかげんな気持ちで応援して欲しくないのである。
真の阪神ファンとはオレのように低迷の時代もずっと応援を続け、昨年9月の優勝決定の時は人目もかまわず歓喜の涙を流した人間のことを言うのである。熱烈な阪神ファンが大阪府知事の唯一の条件なら、最もふさわしいのはこのオレなのである。いや、いっそのこと星野仙一をかつぎ出せばよかったのである。圧倒的大差で当選間違いなしだったのである。彼は野球人よりもむしろ政治の世界が向いていそうな気がするのはオレだけだろうか。
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