2003年12月21日(日) |
大変だ、新庄のフェラーリが来た! |
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買い物や食事のために駐車場にクルマを停める時、おそらく大多数の人は何も考えずに空いたところに停めているはずだ。しかし、オレはいつも悩んでしまうのである。一カ所しか空いていないのならあきらめてそこに駐車する。選択肢がある場合はいつもどちらが危険が少ないかと考えてしまう。この場合の危険とは、駐車中に何らかのアクシデントに自分のクルマが巻き込まれるという危険である。
もう数年前だが、用事を済ませて戻ってきたときに、隣のクルマにこすられた傷をバンパーに見つけたことがある。自分の不注意で傷つけたのならあきらめがつく。当て逃げの場合は犯人を発見することはまず無理だ。怒りのぶつけようがないのである。ただ、このようなトラブルの起きる根本的な原因は、駐車場の構造的な欠陥である。たとえば20年以上前にできたダイエーの駐車場は一台あたりのスペースが極端に狭く、通路幅も狭い。ゆったりとしたスペースや通路幅で設計すれば接触事故の多くは防げるはずである。土地をケチって欠陥駐車場を造っておいて、ドライバーの努力でそれを克服させようとしてるのである。そのくせどの店でも「駐車場でのトラブルに責任を負わない」という旨が表示されているのである。
大阪市内のファミレスの駐車場は最近はほとんど機械管理されていて、入庫時に駐車券が発行され、レジで認証を受けると90分無料になるなどの方法で無断駐車を締め出すようになった。そうした仕組み自体は気にならないのだが、出庫するゲート幅が異常に狭いファミレスがあるのだ。たとえばオレが月に一度くらい利用することがあるロイヤルホスト東天満店の出口ゲートは極端に狭い。
オレのクルマは1730ミリという車幅なのでかろうじて脱出可能なんだが、多くのクルマが出車時にこすった後が無惨についている。セルシオやフェアレディZ、NSXのように1800ミリを超える車幅を持つクルマでは通過不能のような気がする。ところが入り口ゲートの幅は広く、そこには「車幅の広いクルマの乗り入れはお断りします」などとはどこにも書かれていないのだ。
その店の駐車スペースの中にはきわめて停めにくい場所もあり、途方に暮れて立ち往生するドライバーを何度もオレは目撃した。もしもアメリカから帰ってきた新庄がこの店を訪れたら、彼のフェラーリは絶対に停められないはずである。一刻も早くこの欠陥駐車場を改善して、新庄の来訪に備えるべきである。オレが小さなクルマにこだわるのは、まだまだ大阪にはこういう場所や道路があまりにも多いからである。
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