2003年11月22日(土) |
日本のケイサツは死にました |
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車庫に入れ忘れてうっかり自宅の前の路上にクルマを一晩中停めっぱなしにしたために車庫法違反(夜間に同じ場所で8時間以上駐車してはいけない)で検挙された男性が居た。
多くの従順な人々は、警察の取り締まりがいかに理不尽なものであっても唯々諾々と切符を切られて反則金や罰金を払うのである。速度違反のねずみ取りはたいてい速度を出しても安全な道路で行われるのである。駐禁の取り締りはたいてい住宅地や裏通りの停めてもじゃまにならないクルマに対して行われるのである。朝の通勤ラッシュ時に東住吉警察近くの長居公園東通りで路上駐車して渋滞の原因となっている迷惑な大型トレーラーに対してはなんのお咎めもないのである。警察のやってることはまるで市民への敵対行為としか思えないのである。
オレは人相風体が怪しいと言うだけで学生時代に下宿のそばでしょっちゅう職務質問を受けた。やむなく学生証を見せるとますます怪しまれたのである。(よほど警察はオレの通う大学が嫌いだったのだろう。)
そういうわけでオレは警察の取り締まりに対してはいつも抵抗することにしている。免許の提示を求められればこう言う。「任意ですか? それとも強制ですか? 任意なら見せたくありません。強制なら法的根拠を述べてください」面倒を避けたい警官ならそれだけで「行ってよし」だ。
それにしても、違反キップを切るときにどうして職業を訊くのだろうか?オレはいつもデタラメを答えている。無職とか、ヒモとか、作家とか。大昔に一度「教師」と言ったことがあるが、その警官はまじまじとオレの顔を見て、悲しそうに「本当か、本当に教師なのか」とあきれかえっていたのだ。よほどオレは極悪人に見えたのだろう。
警察の理不尽な取り締まりに対して最後まで戦った男性はついに最高裁で無罪を勝ち取った。福田博裁判長は「車庫法の規定は故意犯を処罰する趣旨」とした上で、「故意の認定には合理的な疑いがある」として、罰金4万円の1、2審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。ここで「まともな裁判官がいた」と喜んではいけない。1、2審では「罰金4万円」だったのだ。確率的に言えばまともな裁判官は三分の一しかいないのである。その馬鹿な判決を下した地裁・高裁のクソ裁判官が今日もお馬鹿な判決を下すのである。だから国民はいつまでたっても救われないのである。
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