2003年11月17日(月) |
だれか、大阪市を救ってくれよ! |
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大阪市長選挙が公示された。代々助役が次の市長になるという既定の路線に従って立候補した関淳一氏と、大阪城天守閣名誉館長、渡辺武氏(共産党推薦)の一騎打ちだと報道されている。
市にとって目下最大の問題は破綻した第三セクターの処理なんだが、前市長の磯村氏は解決どころか「なりたくて市長になったんじゃない」「すべて前任者がしたことですから」という迷言というか妄言を残して何もしないで去っていった。磯村氏の前任者の西尾氏はすでに故人である。つまり磯村氏の発言は「死んだ人にすべての責任をおっかぶせた(←卑怯者)」だけである。さらにその前の大島市長といえば、「引っ越し先が決まらない」という情けない理由で市長をやめてからも公邸に何年も居座ったホームレス野郎である。西尾氏は相手が元上司と言うことで全く文句も言えなかったのである。
このような不幸な歴史を背負ったことを思えば、大阪市が人口で横浜ごときに抜かれたことや、企業がどんどん流出してしまったことも頷けるのである。税金の無駄遣いもひどい。もう十分に地下鉄網が整備されてるのに、穴掘りゼネコンどもの失業対策でさらに穴掘り事業を進めたのである。その結果大阪市には誰も歩いていない閑散とした地下街や、駐車率1割という意味のない市営地下駐車場が整備されたのである。
その上市役所職員の通勤の便利さだけのために2000億も掛かる玉江橋新線という第三セクターの鉄道工事まで始めているのである。新宿都庁のために動く歩道を造ることとは桁違いの出費なのである。市役所から徒歩2分という近くに地下鉄淀屋橋駅があるのに、今度は徒歩30秒の場所に新線の駅を作ろうとしている。わずか1分30秒の短縮のために巨費を投じるのである。大阪オリンピックが消滅したのに、しぶとく無人島の舞洲へ地下鉄建設しようとしてることが話題になってるが、それは無駄遣いのほんの一部でしかないのだ。ばかばかしさから言えばこの玉江橋新線もいい勝負である。
このようなひどい市政に対して、大阪市民はもっと怒りを表明しないといけない。その怒りのパワーを投票で表明しないといけない。しかし、残念なことにそれを受け止める候補者がいないのである。衆院選の結果でも明らかなようにすでに命脈の尽きた共産党の候補者以外は泡沫候補ばかりだ。どうしてオレのところに「市長になってください」という話を持ってこなかったんだ。
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