2003年09月09日(火) |
資産を7倍にする方法教えます! |
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日本人は資産運用がヘタクソだと言われる。ヘタクソなのではなくて、資産運用という看板を掲げて商売をしている連中に胡散臭い奴等や詐欺師や馬鹿が多いからそういう結果になるのである。紙切れ同然の抵当証券を買わされたり、元本保証年利率7%などと読売新聞に盛大に広告を打ったスイスプライベートファンド(SPF)という詐欺組織に騙されたり、野村證券という看板を信用して日本株戦略ファンドを買ったら、馬鹿ファンドマネージャーが運用に失敗して元本の半分になっていたりする。
オレは資産運用は一種のギャンブルだと思っているから、人任せには絶対にしない。すべて自分の判断で投資し、結果的に大もうけすることもあれば、痛い目に遭うこともある。ただ、現在の運用成績は投資額に比べて大幅にプラスである。少なくともオレは、多くの元本割れの投資信託を運用しているプロたちよりも金儲けは上手なのである。どこかが引き抜いてくれないだろうか。
しかし、そんなオレでもチャンスを逃すことがある。そんなときは悔しくて夜も眠れない。うまくやれば一生遊ぶ金には困らなかったはずだからだ。
2002年11月19日、いすゞ自動車の株価はわずか32円を記録していた。かつて日本の自動車産業を支えてきた老舗の企業が、巨額の有利子負債を抱え産業再生法を申請し、倒産寸前の状況だったのだ。しかし、トラックの排ガス規制による特需が発生し、今年に入って徐々にいすゞ自動車の株は値上がりに転じた。3月には50円を超えた。オレはちょっと気になっていたのである。しかし、オレには今年絶対に買っておきたい株があった。阪神電鉄・阪神百貨店である。なにしろ18年ぶりの優勝なのである。そういうわけでオレはいすゞ自動車を気にしつつも、購入を見送っていたのだ。
確かに阪神関係の株は順調に上昇し、オレに大きな利益をもたらしてくれた。その意味でオレの戦略は間違ってはいなかった。しかし、いすゞ自動車はもっとどえらいことになっていたのである。2003年9月1日、いすゞ自動車の株価は224円を記録した。実に7倍になったのである。もしも1000万円投資していれば7000万になったわけである。悔やんでも悔やみきれないのである。でも、それが株の面白さなのである。
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