2003年06月26日(木) |
道路に寝ている殺人鬼にご用心! |
携帯用URL
| |
|
道路は通行するための場所であり、寝るところや住むところでないことは言うまでもない。酔っ払って道路に寝ていた男性をクルマではねたりしたら、「前方不注意」や「安全運転義務違反」などというまるで言いがかりとしか思えない罪状で逮捕されてしまうのである。
ずいぶん昔のことだが、中国自動車道の対向車線で事故があって、はね飛ばされた人間が宙を飛んで反対側の車線に落下し、通過するクルマにはねられるという事故があったが、馬鹿警察はそのクルマのドライバーも「前方不注意」という罪状でしょっぴいたのである。空からふってくる人間にまで注意しろと言うむちゃくちゃな論理である。そこまで完璧に周囲へ注意をはらえる人間がこの世に存在するとはオレには思えない。
オレに言わせれば道路で寝ているという行為そのものの方が「通行妨害」であり「安全睡眠義務違反」である。少なくともオレは、雨降りの深夜に道路に寝ている人間を100%回避できるという絶対的な自信はないのである。御堂筋に千人の人間を寝かせて、その中をすり抜けてスラローム走行しろと言われたらおそらく二,三人は避けきれずに轢いてしまうのである。運転に自信のあるオレでもそんな状況なのである。
オレの家の近くには一軒ぼったくりスナックがあって、そこでしこたま飲まされて有り金全部取られたかわいそうなオッサンがときおり道路に倒れている。迷惑なことこのうえないのだ。東京都八王子市の路上で、ふざけて寝ころんでいた若い男4人を車内から注意した男性が逆に顔などを殴られ死亡した。どうだ、こんな事件が起きても「道路で寝ている方が悪い」と正論を言ってはならないのか。もしもこの男性がお節介にも注意することなく、そのまま寝ていた連中を轢いてしまえば、連中は死んだかも知れないが、自分が殺されることはなかったのである。警察の間違った対応がこの悲劇を生んだのだと言えないこともない。警察官の頭の中の狂った常識をぶちこわして、
「信号無視する歩行者ははねられても文句は言えない」
「大型トレーラでの居眠り運転や飲酒運転は死刑」
「運転のへたくそなヤツからは免許剥奪」
「駐車違反は高級車から先にレッカー移動」
という正しい交通ルールをぜひとも推奨して欲しいものである。
前の日記 後の日記