2003年05月19日(月) |
国保料踏み倒しの街、それは大阪 |
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国民健康保険(国保)会計の累積赤字全国ワースト1、それは大阪市である。2002年度の国保加入者は約59万2500世帯、100万人なのだが、このうち17万8000世帯が滞納しているという。なんと30%の人が滞納しているのである。3%の間違いではないのである。国保会計には国からの交付金が入ってくるのだが、収納率が低い場合はこの交付金は減額される。このままだと大阪市は交付金が9%カットになるので制裁額は26億円程度になるようだ。
2001年度で大阪市の国保会計の累積赤字は285億円にのぼるのだが、滞納額は210億円である。ということは、加入者がちゃんと国保料のゼニを払いさえすれば累積赤字は大幅に解消するわけである。しかし、オレはどうもこの仕組みがわからない。滞納しているヤツになぜ保険証が交付されるのか? そんなもん、先払いにしたら済むことじゃないか。一年間有効の保険証が欲しかったら、一年分を先払いするという仕組みにしたら一発で解決だろう。ゼニのないヤツは一ヶ月分とか、半年分有効の保険証をもらえばいいだろう。
私立大学ではどこでも授業料を先払いさせている。講義が面白くないからゼニを払わないという訳にはいかないのだ。それと同じことである。サービスを受ける前にゼニを払いたくない、つまり「一度も病気にならなかったのにゼニを払うのはもったいない」という大阪人気質に対抗するには、「安心料は先に払いやがれ」というシステムに変更するしかないのだ。
ただ、この驚くべき収納率の低さだが、国の交付金が欲しいのなら滞納者を全員切り捨ててしまえばいつでも100%が達成できるはずである。大阪市の職員にオレは聞きたい。どうして払っていない連中を切り捨てないのか。もしかして加入することは市民の義務なのか? 国民年金も同じだ。面倒を見てくれる子供もないくせに払わない連中は老人になってから野垂れ死にさせたらいいのに、今度は生活保護とかで手厚く救うから踏み倒されるんだ。大阪市民の7割しか国保料をきちっと払っていないという事実がこのように公表されたとき、まじめに払ってる市民はどれほど腹が立つことか。オレなら払っていない連中を絶対に許さないぞ。
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