2003年05月03日(土) |
洪水になったら流されろ! |
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住民投票の結果、圧倒的多数の反対でもはや消え去ったはずの吉野川第十堰の可動堰化工事は実はまだしぶとく生き延びていたようだ。利権に群がる土建議員どもの陰謀で不信任されてしまった大田正知事が再出馬した出直しの知事選挙で、自民党は県民環境部長の飯泉嘉門氏を推薦して、150年に一度の洪水に備えるという、いわばゼニをドブに捨てる工事の復活を企んでいる。
議会の不信任→知事選挙という流れは長野県と同じだが、果たして徳島県民が「社会正義」にちゃんと目覚めているのか、あるいは公共事業でばらまかれるゼニに目がくらんで投票する馬鹿ばかりなのか、その行方が注目されるのだが、別にオレの住む街ではないからどうでもいい。
ただ、オレが支払った税金がそんな馬鹿工事に使われるのは気分悪いから、どうしても作りたいのなら国からゼニを引っ張らずに徳島県民が自前で事業費の三千億円を負担してくれと言いたい。九百億円かかるという徳島空港の改修も同様だ。国からのお恵みをあてにし続ける田舎者どもにはつくづくあきれるぜ。しかし、こんな不況の世の中で土建議員が絶滅しないのは、やはり国土交通省というクソ役所のせいなのだろう。
こいつらが執着している「スーパー堤防」ってみんな知ってるか? 五十年に一度、百年に一度という洪水の防止のために日本中でやりまくった治水工事もほとんどやりつくして造るものがなくなったので、今度は堤防の幅を50〜100mくらいに広げてその上に宅地造成をしたり、誰も利用しないハコものをおっ建てるという極めつけの馬鹿工事だ。いったいどれだけゼニを喰うのか想像も付かないのだが、淀川の枚方大橋付近や大和川でこの馬鹿工事はすでに開始されているんだぜ。
オレに言わせれば、川の近くに住むということは初めからリスクを背負ってるということなんだ。万一洪水になったらあきらめろ!それがいやだったら絶対に水害に遭わないように富士山頂にでも住んだらいいだろう。自分やご先祖サマが地価の安い川の近くにわざわざ家を手に入れたことは自己責任であって、国民の税金を使って守ってやる必要などちっともないのである。それにしても国土交通省というクソ役所は存在そのものがガン細胞みたいなもんだな。亭主の下半身暴走も制御できない白塗り大臣扇千景もなんとかならんのか。
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