2003年03月07日(金) |
死ぬまでゲームをした男 |
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何事でもやりすぎは身体に毒というのは昔から言われてることである。勉強をやりすぎて気が狂ったり、スポーツのやりすぎで身体がボロボロになったり、賭け事のやりすぎで財産を失ったり、性行為のやりすぎで淫乱になったり、覚醒剤の使いすぎで人格が崩壊したりとこの世にやりすぎの失敗例はいくらでもある。何事もほどほど0がいいのだ。ほどほどに覚醒剤を使えるような人格者なら、そもそも覚醒剤などはじめから使わないと思うが。
さて、ゲームをやりすぎると健康被害や脳波の異常が起きる例としては数年前に英国でてんかんの発作を誘発することが報告されているし、日本でもポケモンのアニメで気分が悪くなった人が大勢出るという騒ぎがあった。しかし、それだけでは済まなかったのである。なんと韓国や中国ではゲームのやりすぎで脳死という信じられないような事故が起きていたのである。人民日報日文版(Web版)では、中国・武漢の大学でコンピュータ関連を専攻している唐さんが2月27日、ネットカフェで約5時間にわたってゲームをプレイしていたところ、頭痛で倒れて病院に搬送。意識不明と呼吸停止で脳死と診断された、という事件が報告されている。また韓国では、86時間連続でネットゲームをプレイし続けた男性が死亡する事件が起きている。これもまさにゲームのやりすぎで死亡したと言うしかない。
このようなことがあったからとオレは「ゲームを禁止にしろ」などと馬鹿げた提案をするつもりはない。ただ、大好きなことに熱中して死ぬまでやり続けた馬鹿というのはある意味幸福じゃないのかと思うのだ。たとえはよくないが、それは腹上死みたいなものだと思う。快楽の絶頂でそのままあの世にいけるわけだから。できることなら自分もそんなふうに死んでみたい。もちろん数十年後、寿命が尽きる時の話だが。
最近はインターネットで仲間を募って自殺することが流行しているが、死に方は一酸化炭素中毒などわりに古典的である。どうせなら死ぬまでゲームをやってみればどうだ。なに?なかなか死ねない?それは神様が「まだ死ぬな」と言ってるんだよ。その時が来れば、人はちゃんと天に召されるようになっているのさ。
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