2003年02月24日(月) |
外国人はアザラシ以下なのか? |
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横浜市西区がアゴヒゲアザラシのタマちゃんに住民票を交付した。どうせシャレのつもりだろうが、希望しても住民票をもらえない人間サマの方から見ればふざけるな!と言いたくなるだろう。どうして不法滞在の外国人労働者には住民票が交付されないんだ。引きこもりで働かずに部屋に誘拐した少女を監禁していた佐藤宣行のような変態や、生活保護を不正受給して外車を乗り回すヤクザ、利権にむらがって税金をフトコロに入れてる外道政治家どもよりもはるかに不法滞在の外国人労働者の方が日本社会に大きく貢献してるじゃないか。なぜ住民として認めないんだ。
日本人はクジラやイルカを殺すから、韓国では犬を食べるから野蛮だと主張する西洋人どもの手前勝手な理由付けをオレは笑い飛ばしたい。ハンティングというただの殺戮ゲームを紳士の高尚な趣味だと勘違いしてる西洋人の方がずっと野蛮だろう。黄色人種のことは黄色いサル程度にしか思っていない。そうした西洋人の傲慢さと共通するのがこのタマちゃんはかわいいから住民として認めようというおバカな論理なのだ。ふざけるのもいいかげんにしろ。
かつて朝鮮半島が日本の領土だったために、彼の地の若者は「日本人」として召集を受け、戦場に送られた。特攻隊として出撃して死んだ者もいたのだ。鹿児島県知覧町にある特攻記念館には朝鮮名の青年の写真も残されている。日本人の場合は軍人恩給が支給され戦死者の遺族は手厚く保護されたが、台湾や朝鮮半島出身者は、戦後日本の領土ではなくなったということで全く個人補償が受けられずに切り捨てられたという。特攻隊の犠牲者の場合でさえもそうなのだ。
さまざまな理由で日本社会で生きることを選択した人がいる。経済的困窮から抜け出すためだけでなく政治的な迫害を避けるために亡命してきた人たちもいる。彼らに対して我々の社会はどこまで門戸を開くのか。隣人として共生できるのか。外国人やオウム真理教信者に対してアザラシ以下の扱いしかできない我々は、黄色人種を黄色いサルと見なして差別している西洋人と本質的には変わらないのだ。
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