2003年01月08日(水) |
旅田前和歌山市長を逮捕 |
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「これはこれはお代官の足袋田さまではありませんか。本日はどのようなご用件なのでしょうか。」
「おう、吉永屋の木下。実はいい儲け話があってのう。それを教えてあげようかと思ってきたんじゃ。もちろんタダではないぞ。」
「お代官様にはいつもお世話になっております。もちろんお礼はいつものようにさせてもらいますぞ。」
「そうじゃ、先にその約束をしておかんとな。」
「それで、今回はどのようなお話でしょうか。」
「例の倒産しかかっとる会社の土地があるじゃろう。」
「あの壊れかけた旅館ですか。いくら名建築でもあれは難物でっせ。」
「ええんじゃええんじゃ。市で買い取ることが決まったんじゃ。いやほとんどワシの一存で決めたようなもんやけんどな。」
「だったらウチらの出番じゃないでしょう。」
「そうでもないんじゃ。実は二日で一億儲けさせてやろうと思っとるんじゃ。」
「また危ない橋を渡るんですか。」
「今までバレなかったのは誰のおかげと思うとるんじゃ。黙って言うとおりにせえ。」
「お代官様、今度ばかりはやばすぎますよ。これまでバレなかったのは運がよかっただけですよ。」
「かまわんかまわん。おまえとワシとは一蓮托生、捕まった時は捕まった時じゃ。警察もワシの配下やから何も言わせんぞ。」
「で、どうすりゃいいんですか?」
「まず吉永屋があの旅館と土地を3億8300万で買う。」
「恐れながらとてもそんなカネはすぐに出せませぬ。」
「全額即金で払う必要はないんじゃ。すぐに市がそれを買う。こっちは即日銀行振り込みじゃ。そのカネで払えばいいんじゃ」
「市はいったいいくらで買ってくださるんでしょう。」
「4億9000万じゃ。」
「そ、それは本当ですか。」
「ああ、本当じゃ。議会に文句は言わせん。」
「だったら一億700万も儲かりますよ。そこからお代官様にいくらお礼すればいいんでしょうか。」
「そうじゃな、半分・・・なら欲をかきすぎじゃのう。一割でよいわ。」
「わかりました。不肖、この吉永屋こたびもお代官様のために働かせていただきやす。どうか今後もお引き立てのほどをよろしくお願い申し上げやす。」
(以上の話はフィクションであり、実在の人物とは全く無関係です。)
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