2002年12月21日(土) |
松井よ、輝く大リーグの星となれ! |
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松井秀喜がヤンキース入りを決めた。日本球界の頂点に立った打者として、彼が世界の頂点を目指すことに対して心から拍手を贈りたい。それとともに、彼を最後まで利用しようとした読売巨人軍という球団の体質に対して激しい怒りを覚えるのだ。「てめえら、いいかげんにしろ!」と。女衒のように選手を金で売り買いする対象としか考えていないその外道ぶりに対してオレは怒ってるんだぜ。
高橋由伸が入団決定時に涙を流したことの意味がわかるか? ヤクルトに入りたかった彼を「父親が事業でこしらえた借金17億を肩代わりしてやる」という条件で巨人は横取りした。17億は常人には気が遠くなるような金額だ。自分の父親が救ってもらえるということで彼は巨人入団を決めた。そこで「親などどうでもいい、オレは好きな球団を選ぶ」と言える人間がいるか? オレははっきり言ってヨシノブが嫌いだ。どうしておまえは阪神戦であんなによく打つんだ。でも、彼が親のために自分の夢をあきらめたと知ったとき、オレは猛烈に感動して泣けてきたぜ。ヨシノブよ、松井の後の四番はきみだ! 阪神戦以外でガンガン打って稼ぎ、17億を叩き返して自由の身を勝ち取れ!
松井がなかなかヤンキースのオファーを受け入れなかった理由は、そこに「三年後は日本の球団としか契約できない」という条項が含まれていたからだという。それじゃあまるで巨人からのレンタル移籍だ。業務提携している巨人はヤンキースとの密約でそんな条項を押しつけていたのだ。「それじゃあFAの意味がない」と松井は怒りをこめて反発したという。「その条項をはずせないのならメッツを選ぶ」と。
松井にとってあこがれの大リーグへの選択は、同時に巨人という腐った球団との訣別でもあったわけだ。彼が大リーグでも活躍して世界の頂点に立つことをオレは願っている。ボンズの本塁打記録を塗り替え、首位打者を勝ち取り、大リーグで三冠王を取れることを楽しみにしている。「松井は大リーグでは通用しない」と酷評する評論家や新聞記者どもに一泡吹かせてやれ。
でも、大リーグの頂点に立ったらいつかは日本球界に戻ってきてくれ。阪神タイガースの四番として、甲子園球場でキミの勇姿を見たいんだ。
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