2002年12月13日(金) |
タバコと酒が逆だろう |
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「とれそうな所からぼったくる!」これは税金もぼったくり店も同じである。タバコにかかる税金が上がったから吸うのをやめる人はほとんど無いだろうし、酒税が上がったから禁酒する人もたぶんいないだろう。確実に増収効果が狙えるわけだ。問題はその中味である。タバコは1本2円、発泡酒は1本20円・・・と聞いてオレは気分が悪くなった。おいおい、逆じゃないのか? 発泡酒は安さが魅力だろう。そこから20円も値上げしてどうするんだ? タバコは百害あって一利なしだろう。そこからたった2円しか値上げしないのか。おかしいじゃないか。
タバコを1本あたり20円値上げしてもせいぜい一箱400円程度の値上げである。買えない金額じゃない。最近は中学生や高校生、小学生にまで喫煙者の裾野は大きく広がってるし、女性の喫煙者も増えた。1本につき20円値上げすれば2兆円くらいの増収が見込まれるわけである。それだけの金があれば高速道路も整備新幹線も造り放題、公共事業の金もばらまき放題だ。すばらしい政策じゃないか。
ところで発泡酒の魅力ってなんだ? 安さ以外にいったい何があるんだ。もしもビールと同じ値段になれば誰も買わないだろう。発泡酒はいわば税制度の盲点をついて登場した日本ならではの商品、アルコール界のガイアックスみたいなものである。(こんなたとえを使うとよけいにわからないかも知れないが) かくいうオレも安いからと夏はずいぶん発泡酒のお世話になったよ。来年の夏も飲みたいから値上げはやめてくれ。
タバコの値段はいったいどれくらいが適正なんだ。オレは自分が全くタバコを吸わないからあえて無責任に言わせてもらうが、いっそのこと一箱1万円くらいにしてみたらどうだ。それくらい高価なものになればきっと中学生や高校生はタバコをやめるだろう。そんな無駄な金があれば携帯電話の通話料に回した方がいいと彼らは思うはずだよ。あんなに迷惑なものがはびこってるのは、一箱250円くらいという安さにも責任があるはずだ。もしも1万円のタバコが、現在の販売量と同じ数量売れたとしたら、国債なんて発行する必要はなくなるぜ。えっ、何か文句があるのか? お隣の犯罪国家がやってる覚せい剤を売って外貨を稼ぐよりはよっぽどマシじゃないか?
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