2002年12月03日(火) |
中海に馬鹿記念碑を建ててくれ |
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着手から40年という長い年月をかけ、中止という結果を迎えた中海・宍道湖淡水化事業、これまでに棄てられた金は851億だそうだ。汚れた湖を元に戻して豊かな海を取り戻すためにはさらに数百億の金がかかるだろう。日本には農業振興、水の確保という大義名分(実際はゼネコンと外道議員の利権確保)のために行われた三大馬鹿事業というものが存在する。
「長良川鮎の遡上防止堰」
「諫早湾ムツゴロウ撲滅ギロチン堤防」
「中海宍道湖淡水化シジミ絶滅計画」
三つともなんて情けない計画なんだ。馬鹿どもがてめえらのふところを潤すわずかなゼニのために豊かな自然環境を破壊し、多くの生き物を絶滅させ、その破壊行為には仕事を取り上げた漁民を動員してきたのだ。死刑囚に自分の墓穴を掘らせるようなことをやらせておいて、善人ぶってる連中の気が知れねえぜ。てめえらみんな干潟の泥の中に頭から突っ込まれて窒息死しやがれ。理不尽な暴力を受け、干からびて死んだムツゴロウの気持ちが少しはわかるだろう。
その三大馬鹿事業の一角がやっと崩せたのだ。1988年に凍結されていた中海宍道湖淡水化事業は、ついに全面撤退ということが決まった。この余勢を駆って後二つの馬鹿事業も一気にぶっつぶしてほしいものだぜ。ただ、その二つは金額的には桁違いだ。どちらも数千億単位の大馬鹿事業だからなぁ。そんな馬鹿事業をやるんだったら、空気を運ぶ田舎の新幹線や、クルマよりも野生動物が横切る方が多い田舎高速道路を造る金に回した方がマシだったかも知れないぜ。もう棄てちまったゼニだけどなぁ。
汽水域を守ることは、多くの生き物が生息する豊かな空間を維持する上で極めて大切なことである。また、日本を通過する渡り鳥の営巣地としての役割もある。水質浄化作用も見逃せない。長良川にヘドロが堆積してシジミが大量死し、有明海で赤潮が発生して海苔に被害が起きたのは何が原因なんだ。誰か環境テロでも仕掛けてこの馬鹿構造物を爆破してくれないものかと思うよ。
さて、2004年四月の供用開始を目指す江島架橋だが、その橋のたもとにぜひ作ってもらいたいものがある。それは「馬鹿記念碑」だ。「この湖を私欲のために干拓しようとした馬鹿をここに晒す」と、ちゃんと写真入りで歴代の知事のプレートを飾ってくれ。
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