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2007年05月05日(土) ■ |
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スコアもつけることになりました。 |
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今日、球場に着くなり、師匠が私にノートと鉛筆を手渡した。「今日からは、記録もつけるんやで」。これはずっと言われていたのだけど、私のぐうたらな性格から延ばし延ばしになっていたのだ。撮影して記録もつけるなんて私にはとても無理だと思っていたし、何より撮影枚数が減ってしまうのがイヤだったので、「はい、そのうちに…、まあ…」と言葉を濁し、やり過ごしてきた。しかし、筆記用具まで用意されたらもう逃げられない。
確かに撮影枚数は大幅に減った。でも、記録を取っていた方が、余計なことを考えず撮影に集中できることに気づいた。師匠は、シーンごとに撮影した画像番号も控えておきなさい言ったが、さすがにそこまではまだ無理。ものすごくいいのが撮れたらするかもしれないけど、そんなことはきっと遠い未来。
今日の試合は、面白かった。有利とされていた京都外大西と京都成章が敗退。京都外大西を倒した府立工は、好感を持てるチームだった。スターと呼べるような選手はいなそうだけど、みんな一定レベル以上の力を持っている印象。京都成章を倒した鳥羽は、今日も南條選手がキーパーソン。先制されたあと、南條選手のヒットをきっかけに逆転。南條選手にはすぐ代走が出て、彼はネクストバッターサークルにいた選手にハイタッチをしたあと、颯爽とベンチへ戻っていった。さわやかな風だった…。
これで高校野球漬けの3日間は、終わり。3日とも宇治駅から師匠に送迎してもらっていた(師匠、その節は誠にありがとうございました)。撮影後、疲労感で脱力した体に、全開にした窓から吹き込むちょっと強めの風がとても心地良かった。私は何様だ。本来なら、師匠を助手席に乗せ、送迎して差し上げなければならない立場だというのに。でも、あの風は間違いなくこの3日間の楽しい思い出の構成する重要な一部分だ。
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