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| 2005年07月28日(木) ■ |
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| 母校の躍進 |
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死ぬまでに一度は母校が甲子園に出るのを見たい、そう願っている人は少なくない。
夏の高校野球。先週半ばあたりから、応援しているチーム、友人知人の応援しているチーム、母校、その他注目校が続々と姿を消している。そんな中、今日仕事で一緒だった人の母校がまだ勝ち残っている。
実はその人とは3年近く勤めているにもかかわらず、同じ現場へ行くのは初めて。それでもお互い存在は知っていた。その彼の第一声。「あるこさん(実際呼んだのは本名)、野球好きってホントですか?」。びっくりした。なんでそんなこと知っているんだろ。野球のことを話し出したのはごく最近だし、ごく限られた人にたがかしれたことしか言っていない。けれど、ほとんど話したこともないその人と別の人の間で、『あの人は、野球が好きやろ』という話で盛り上がっていたという。もちろん、そんな彼も野球好き。本人曰く、「病気」らしい。
「母校が勝ち残ってるんですよ」。彼は嬉しそうに言った。私が「○○(高校名)ですよね?すごいじゃないですか!」と言ったら、「そう、よく知ってますね!」と喜んでいて、「昨日はシード校を破り、そのすごさを(同僚)に語ったけど、誰もノッてくれなかった…」と話してくれた。明日勝ったら、土曜日が決勝戦。「明日は無理だけど、土曜日は仕事休んで応援に行きます!」と言っていた彼だが、体の調子が悪かったらしく、午前中のお店では途中でダウン。車で休んでいた。リーダーさんが、「大丈夫か?無理やったら言ってください」と心配していて、私には「(昼の店は)一人減ることを覚悟しといて」と言われていた。
昼食の時間にはちょっと元気になって、近くのファミレスでごはん。彼は再び話した。「母校が甲子園に行くなんて、一生無理だと思っていました。でも、あと二歩のところまできているんですね…」。感慨深げだった。そして、ポツリと一言。「僕もへばってる場合じゃないですね。がんばらないと」。高校野球に勇気づけられる人は多いし、見聞きしているが、リアルにその瞬間を見たことはなかった。ああ、こんな感じなんだと思った。
午後の彼はダウンすることなく、3.5時間の仕事を無事完了。そんな彼のスピードアップのおかげで、予想より早く終わることができた。母校のおかげだね(笑)。
明日の第一試合。対戦相手は、京都学園。
☆焼けてた腕の皮がむけてきた。思えばこれは先週三重大会を見に行ったときのもの。そのとき見たチームはすでにいない。たった10日かそこらなのに、ホント早い。
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