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| 2005年07月22日(金) ■ |
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| ちょっと西京極まで |
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人が減ったせい(決して、私が出来る人間なわけではない)か、仕事のランクが上がった。だいたい4,5人で行く店舗の棚卸しで、2番手。店の人とやりとりが必要となる仕事だ。取引先の人と話すのは得意ではないけど、オープンな感じで話しかけてくる人もいるので、それは気が楽でいい。今日は、そんな人のお話。
作業が終わり、データをお店のPCに送信しているときのこと。店主のおじさんが、「これから西京極行くねん」と上機嫌顔で言った。「え、いいですね!」私はすぐに反応したが、野球に興味のないリーダーさんはキョトンとしていた。今日の第三試合は、平安と北嵯峨。店主さんは、平安を応援している。「ワシ、平安やったのよ」。リーダーさんが、「野球やってはったんですか?」と聞いた。すると、「いやいや、やるゆうてもな。体はちっさいから。そんなん、野球部に入るヤツなんてゴツイゴツイ」。私は、「そうだったんですか?」とうずいたけど、リーダーさんはピンときていなかった。体の小さいと野球をするにおいてハンデになることがわからなかかったのだろう。
「とにかく、ワシ、(野球が)好きでな。楽しみ、これしかないねん。ややっぱし、高校野球やろな。西京極で高校野球見たあと、テレビで阪神戦持てもなんもおもろない。でも、平安が負けたら夏は終わりや。はよ秋になれて思う」。
思わず笑ってしまった。自分の中にあるそんな感情には苦笑いするばかりだけど、酸いも甘いもかみわけたであろう年輩の人が口にするとそれはとてもかわいらしい。
いいなあ、私も連れてって〜!と思いながらも、店を後にした。
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