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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2005年04月06日(水)
月日が経てば、人も変わる。


 事務所で社内報を見ていたら、昔うちの支社にいた社員さんのインタビューが載っていた。入社から3,4ヶ月しか一緒に仕事をしていないけれど、なんか怖いというか話しづらい雰囲気があった。はっきり言って、苦手だった。だから、当時はわからないことも聞けず、ずいぶん遠回りをしたと思う。

 そんな彼がインタビューの中で、こう言っていた。「前の支社にいたときは、自分でなんでもしようとしていた。それでうまくいかないと、『なんでみんなわかってくれないんだ』といらだっていた。でも、今の支社で人に相談することを覚えて、成長したように思う」。

 そっか、そうなんだ。そのときふと思ったのが、野球部の監督のこと。成功した指導者が雑誌やTVで取り上げられる。成功までの道のり、その人の半生を振り返るのが主な内容だが、昔と今とでは考えも違うし、失敗もしている。そんなことが淡々と書かれていたりする。サクセスストーリー、嫌いじゃないけど、その過程にいた部員たちの心境を思う。当時その人に対してどう思っていて、成功した今どう思っていて、これからはその心境がどう変わっていくのだろう。『自分たちの時代の監督がそんな考えを持っていてくれれば…』『僕たちの時代があったからこそ、今の監督があるんだ。それならそれでいいじゃないか』『それでもやっぱり自分とはあわなかっただろな』などなど。そこが私にはわからなかった。それを少なくとも自分レベルで知っておかないと、ずっと小さいな棘のような抵抗感を抱いたまま、サクセスストーリーを読まなければいけない。そして、野球をしていない私にその経験ができるとは到底思えなかった。

 ところが、その経験がこんなところに転がっていたのだ。自分が今その立場にいる。すると、よかったと思える。自分がちょっとでも関わった人が、人間的に大きくなったことって、やっぱりうれしいことだと思う。けれど、今彼が目の前にいたら話ができるかっていえば、それは別の話。