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| 2004年12月28日(火) ■ |
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| 「恥ずかしい」と思った |
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随分前の話で申し訳ないけど、10月に西浦達雄さんのライブに行ってきた。あの西浦達雄さん。ミスター甲子園ソングの西浦さんですよ。小さいホール、舞台にはネットが張ってあり粋な計らい、生の声の迫力。特にアンコールの、「瞬間」なんてゾクゾクっときた。歌ってるときの顔、何度かあったMCでのトークを聞いていて、この人は感性が若いなあと思った。その内面がとても50歳には見えないルックスを作っているのだろう。ライブ終了後、CDの販売会があり、購入した際に握手とサインをしてもらった。他のファンの人は、まるでちょっとした知り合いみたいに話していましたが、私は「ライブ、よかったです」というのは精一杯だった。大袈裟に言えば、甲子園ソングの神様みたいな人やのに、降りてきすぎやてと思った。アーチストやスポーツ選手、好きであったりいいなと思えば思うほど、距離感が近すぎると戸惑ってしまう。
さて。ライブ中に西浦さんがしてくれた話で特に印象に残った話がある。西浦さんが、東京で行われた定時制通信制の高校野球野球全国大会の開会式にゲストで招かれたときの話。大会に出るために費用のやりくりに各チーム苦労している。少しでも安くするために、途中の行動が自由になるようなツアーに申し込んで、試合は終わったから帰るという方法を取ってるチームもあった。あるチームが2回戦を勝ち、3回戦進出を決めた。ところが、申し込んだツアーの期間が2回戦が終わるまでしかない。さてどうするか。いわゆる「甲子園」が大舞台になる高校野球では考えられないのだけど、試合を棄権し、地元に帰るという選択を取った。すごく重い話だ。ちょっとしたドラマなら、誰かが助けてくれたり、思わぬアクシデントで試合に出れたりするのだが、現実はそんなに甘くない。
西浦さんが言った。「長年、高校野球に携わっているのに、こんなことがあるなんて知らなかった。恥ずかしいと思いました」。私も、恥ずかしいと思った。
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