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| 2004年12月15日(水) ■ |
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| ビジター人間 |
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友達を自分の家の呼ぶ子と、自分が友達の家に行く子と二つのタイプがある。私は断然後者だ。家族が多く友達を家に入れる余裕がなかったのもあるけど、私の友達の大半が前者タイプの人間だったからだ。私が友達を家にあげた回数はごくわずか。2回以上入った人がおそらくいないと思う。そんな長年の経験で、私は人が家に遊びに来るより、遊びに行く方が落ち着く人間になっていた。家でなくても遠方の友人と会うときが、友人の地元に行く事が多い。
よくどこかへ行くのもそういうところから来ている。また他地方出で野球を見るようにもなった。一番にお気に入りは福井県(でも、M−1が見れないらしい。お笑い好きにはちょっと辛い土地だね)。知らないことだらけで、地元で野球を見るより疎外感を感じそうだが、ここにはそういう感情を持たない。知り合いが出てるわけでもないし、親近感があるわけでもない。でも、そういうことにこだわる必要がないと思える自分がいるのだ。応援している学校にも、初めて見る地方の野球にもない心地いい距離感を持つことが出来ている。いつ崩れるかわからないから大事にしていきたいと思う。グラウンドもそうだ。練習試合で行く以外では、地元より他府県へ行く事が多い。お笑いでも、昨日見てた名古屋の劇場が妙にしっくりきていた。レベル的には電車で3,40分で行ける梅田や難波の方が高いけど、あのしっくり感を味わうことが出来なかった。それも、やっぱり名古屋が地元ではないからだろう。大阪は地元ではないけど、地元感が強い場所だ。
じゃあ、地元が何故しっくり来ないのだろうと考えた。それは、そこに自分がいるからだ。弱い自分、ウジウジクヨクヨしている自分、卑怯な自分、情けない自分…。地元はそんな自分を知っているように思えて、落ち着かないし、照れる。もちろん、そんなことを知っているのはごく身近な人たちだけだと頭ではわかっているのだけど。大阪にはよく遊びに行くので地元感があるし、東京にはライター塾時代にジュクジュクのダメな自分がいるから。関東もダメかもしれない…。
そんな私だから、地域密着というものがあまり好きではない。でも、そんな一体感の中で、独り佇むのが最近の快感になっている。以前までは、なんとか交流を持とうと思っていたけど、いい加減疲れた。苦しいのは多くを持たない人ではなく、多くを欲する人なのだ。
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