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| 2004年10月04日(月) ■ |
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| 砂をかける |
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ある日、試合を見ていたら、前にいたおっちゃんがポツリとこう言った。「ほら、ああやって、砂をかけたりするやろ。オレ、あのチームのこういうところ、大っ嫌いや」。グラウンドを見ると、セカンドランナーの足下に、それとなく砂をかけている野手が。距離はちょっと遠いけど、確かにかけてる。スパイクについた土を払ったり、足場を固めるための仕草にしては不自然だ。ああ、こういうことするんだあ。そのチームのイメージがちょっと悪くなってしまった。
で、そのことを相方に言った。「ランナーの足に砂をかけて。どう思う?ええ気分せえへんわ」。すると、「ちゃうわ。あれは、砂をかけてるんやない。ランナーに近くに(自分が)いるように見せかけるためにやっとるんや。」。あ、そうなの。
相方の話は続いた。土をランナーに向かって蹴ることによって、距離感を狂わせるだけではなく、集中力を削ぐ効果も狙っているのだという。でも、当のランナーは全く気にしていなかった。そういうプレーは野球において当たり前のことなんだろう。それでも、怠ってはいけないもの。万が一がある。だから、コーチャーが大事になる。いくら野球選手でも背中に目はない。コーチャーの言葉を信じて、離塁帰塁する。いつだったか、練習試合で声の出ていなかったサードコーチャーが、「大きな声を出せ!」と監督に叱られていた。いくらいい判断が出来てても、相手に伝わらなかったら意味がない。
この話をきかなかったら、そのチームに対して、悪いイメージを持ったままだった。そういや、昔、枯れてるあじさいを見て、自然破壊を熱く語った作文を書いたが、添削の先生からあじさいはそうい植物であって、人間の自然破壊とは関係ないことを教わった。仕方ないとはいえ、「知らない」ことを思い知るのは、ちっと恥ずかしい。
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