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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2004年08月08日(日)
補欠でも泣くんや…


 今日は、尼崎で練習試合観戦後、甲子園で西高の試合を見た。練習試合の方は1勝1敗。兵庫県の全体的なレベルの高さを感じた。前半がネット裏で投手の球威を感じ、後半は校舎の最上階の階段踊り場からグラウンドを見下ろしていた。野手のグラブにボールがおさまる音が聞こえてきた。

 甲子園では、レフトスタンドから西高の試合を見た。そういや、最後に西高が夏の甲子園に出た11年前も甲子園で試合を見てた。そして、次の横浜戦も観戦することになっている。ファンみたいで、なんだか照れる。実は西高には母校(中学)出身の選手がいる。面識はないが、やはり応援してしまう。今日は2安打、だったかな?6−1くらいのもう少し一方的な試合になると思ったが、2−1。終盤にどうにか点数を取ったって感じ。それにしても、あの(打たれた)バックスクリーン直撃のホームランはすごかったなあ。あのバッターもやっぱり左だった。そういや、今日は西高シフトは1回しかなかったなあ。事前に同行者の相方と、「今日は長くなるでえ」「何回交代するんやろ」なんて言ってたのだけど。

 第四試合とあって、スタンドのお客さんはそれほど多くなかったが、熱心というか面白い人たちがいた。三塁側アルプスの側のフェンス際の席に腰掛け、試合の興味も示さずひたすら球場の絵を描いている人、西高の応援曲に合わせてタオル踊りをする子ども達、オリックスの旗やなんかわからんポスターを振っていたおじさん、ポンポンと段ボールで書かれたボードを持って立ち上がって応援していた女の子、横の中学生らしき少年たちは、試合に熱くなっていた。終盤、西のピッチャーが、三振をたくさん取っていた。何回だったか三者連続三振があって、スリーアウトの瞬間、「うぉー!三者連続三振やぁー!」と興奮を抑えきれずに叫んでいた。「高校野球には変な(おもろいという意味の)客が多いな」とは相方くん。

 相手校の応援に、今では珍しい「○○倒せー」があった。でも、7回には「フレ、フレ、西高」って言ってるし。どっちやねん。○○倒せに、反対の唱える気はない。相手を倒さないと勝てないし、負けてもいいと思ってやっているのではないのだろうし。でも、束になって、「西高倒せー」なんていう声が聞こえてくると、“なんとしてでも勝つんだ、西高!”なんて思ってしまった。嫌いなわけじゃないけど。

 そんな相手校だったけど、帰り、球場のやや一塁側寄りの出口側で、しゃくりあげながら泣いている応援の部員達を見た。やがて、彼らは肩が触れるほどの距離までやってきた。そして、そこで輪になって立ち止まった。中でも、裾の長いブルーのはちまきをした部員は、チームメートか先輩かに支えられていたが、腰が抜けたかのようにすとんと尻餅をついてしまった。それでも、涙が止まらないのか、しゃくりあげていた。涙や嗚咽がこんなに側にあることに動揺してしまった。「補欠(試合に出れないという意味で使ったんだと思う)でも泣くんや…」相方がつぶやいた。