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| 2004年03月27日(土) ■ |
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| セーフティーバントのこと |
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ゾクゾクしました、久しぶりに。センバツの八幡商業ー常葉菊川戦ですよ。9回裏ツーアウトからのセーフティーバント。まさか、あそこで!「あの1球で勝負が決まった」なんて評論家ぶってみたくなるってものです。私個人は、セーフティーバント、好きです。バットにポンとボールを当て、タカタカ走っていく選手はいたずらっ子みたいでかわいく見えます。どんなに図体のデカイ子でもそうです。でも、今日のあのバントはかわいらしさではなく、ワイルドでしたねえ。男の子ではなく、男性なんだなと思ってしまいました。試合後のインタビューで監督からのサインだと知りましたが、それでもあの大舞台の緊迫した場面で仕掛けるだけでもすごいのに、成功させるなんて、ベタですが、「やっぱり甲子園に出るチームはちゃうわ」って口にしてしまいます。
もう一つ印象に残っているセーフティーバントはあります。今日セーフティーバントが鮮やかで切れ味の鋭いものであるなら、こちらは底にこびりついて離れないねっとりしたものです。あれは数年前、夏の滋賀大会決勝。負けていた高校が最終回2死ランナー無しからセーフティーバントを試みました。打球は正直すぎて、バッターはあっさりアウトになり、相手の甲子園行きが決まりました。なんか尻切れトンボのようなゲームセット。今以上に野球を知らなかった私は、彼がなぜセーフティーバントをしたか理解に苦しみました。最後の夏の最後の打席なんだから、思いっきり振ればよかったのに。でも、最後の打席だなんて誰が決めた?試合が終わるまで最後なのかそうでないのかわかりはしない。それと同じで、彼に悔いがあったのか、なかったのかもわからない。せめて表情だけでも見ておくんだった…。何年たっても、ふとそんなことを考えこんでしまいます。
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