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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2003年10月17日(金) ■
隠岐への旅�� 『ベースボールカクテル』


 実は、旅の前いろいろあって鬱状態だった。私生活でのこともあるし、ホテルの予約のときに電話の向こうから受けた印象で、町から歓迎されているないような気がしたのだ。別に歓迎して欲しいとは思わないが、「来てもいいよ」くらいの雰囲気が欲しかった。テンションがあがらなくて、前日の夜に、「やめようかな」とすら思っていた。飛行機が離陸するとき、そんなウジウジした気持ちは伊丹においていって、隠岐では何も考えずに楽しもうと思った。でも、気持ちの切り替えって簡単じゃない。隠岐高校のグランドへ行ったときの私の精神状態はそんな感じだった。

 ところが何故だろう。グランド整備をしている部員達を見ていると、胸のつっかえがすっと取れていくのを感じた。私、癒されていく。そう思った。

 ベース周りが、トンボを持った部員たちによって、滑らかになっていく。グランドの土の色がそこだけ濃く変わる。別段なんてことないグランド整備。はっと目をひくものもない。事態は何も解決していない。でも、段々段々自分が楽になっていった。

 野球って人をこんな気持ちにするんだあ。
 私は自分で自分に驚いた。

 お酒もそうだけど、たった一口が究極においしいときってある。そんな体験をした。