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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年01月18日(金)
とっても恋する“べ〜すぼ〜る”(一部加筆訂正済みVer.)

 この歳になって、ようやく気付いたことがある。
 それは、「スピードアップというのは、単に“動作を早くする”ことではない、ということだ。

 今までの私は、「早くしよう、早くしよう」と思うあまり、それが焦りにつながり、細かいミスを繰り返していた。せっかく人より多く仕事量をこなしても、落としたり、無くしたり、忘れたりして、それに手間どい結局能率は同じ、いやそれ以下だったりする。

 「焦らずに丁寧にやれ」。
 母親に始まり、多くの人にそう言われ続けてきた。でも、丁寧にしていたら、仕事ははかどらないわけで…。

 そんな訳で、私は「自分は仕事に適していない人間だ」と思いこんできた。

 しかし、今回の仕事をされてもらって、ふと冒頭の一文に気付いたのだ。今している仕事は、大量の書類を開封し、不備がないか確認する作業だ。

 短期バイトのため、経験者は皆無。作業にスピードアップに方法は、自分で見つけださねばならない。

 そこで、周りの人の仕事ぶりを偵察。「いいな、使える」と思ったものはどんどん取り入れていった。そうすると、ちょっとずつ能率が上がってきたのだ。

 そっか。動作に無駄をなくすことがスピードアップにつながるのか!

 それから私は、仕事において、どこで作業が滞り、自分の無駄な動作は何かを考えるようになった。そして、今日、他人の技術を盗んだわけでも何でもなく、自分で、最大の無駄を打開する方法を見つけたのだ。すごく感動した。口語体に直すと、「めっちゃ嬉しいっちゅーねん」。

 仕事の喜びって、人からもらうのではなく、自分で見出すものなのかもしれない。


 野球の技術たるものを知らない私だけど、もしかしたら、ピッチャーが速い球を投げようとするときも、同じようなことが言えるのではないかなと思う。

 いわゆる速球派と呼ばれる人のピッチングフォームを見ても、何から何まで早くしているわけではない。むしろ、振りかぶる(最近、こういうピッチャー、減ったように思うのは気のせいでしょうか?)ときや足を上げてモーションを起こすときは、むしろ時間がゆっくり流れているようにすら思える。
 
 私は、「野球って、神秘やなあ」と思う。

 誰が投球フォームたるものを考え出したのだろう。それに体のどの部分をどういう風に使ったら速い球が投げれるだなんてどうして分かるのだろう。それは、きっと、何千、何万もの人々が、更に野球が上手くなりたいと願い、無駄をなくしてきたその集大成なんだ。

 ひじのたたみ方とか、膝の使い方とか、インパクトとか、頭かこんがらがってパニック状態になる。今まで何度か技術を書いた文章を読み、野球に対する理解を深めようとしたが、いつも挫折して終わってしまう。

 最近では、イチローや野茂が人とちょっと違ったフォームで大成しているが、私はフォームを見て選手をあれこれ批評するより、どうしてそんなフォームが誕生したかに興味がある。


 某芸能人の受け売りなのだが、私の相方は何かあると決まってこう言う。

「恋愛は、その人を知らないからするものなんや。もっともっと知りたいと思うから、つきあうんやろ?」

 もしかして、野球もそうなのかもしれない。


〜つれづれお仕事日記7(6は欠番)〜

 今日は、今までの2倍の速度で働いた。だから、2倍の仕事量をこなしたということになる。やればできる。そして、何故か今日は、眠くなかった。やはり、本日記にも書いたが、無駄を打開する方法を見つけたことが大きい。

 今日は、いつもより2分早いお昼休みとなった。たった2分で食堂はびっくりするほどすいていた。初めて一品ものを頼むゆとりがあった。

 チキン南蛮と(いつもの)ほうれん草とだし巻き卵と豚汁とご飯(もちろんM)。張り切りすぎて、ちょっと取りすぎてしまったか。でも、家ではこれプラスご飯もう一膳くらいは食べるし…。

 だし薪は冷たくて、食べるのに苦戦したが、チキン南蛮は軟らかくておいしかった。明日は土曜日。先週のデータからいくと、食堂はすいているはず。一品料理でせめてみよう。

追伸:今日の日記は、テーマのごとく無駄に余る昼休みを使って下書きしました。