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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2001年12月17日(月) ■
野球ファンを語るシリーズ� ゝ羔砲離侫.鶲媼�


 野球を書くことは、人を書くことである。
 
 ある雑誌で見かけた印象的な一言。
 ならば、私たち「ファン」もその対象になってもおかしくはない。
 確かに、熱心な野球ファンである有名人はメディアにも頻繁に登場し、取り上げられている。また、私設応援団等に属する「半関係者的」ファンもそれほど多くないが、テレビや雑誌等で紹介されている。

 しかし、大切なものが抜けている。
 これがなければ、プロ野球などあり得ない。

 そう、一般野球ファンだ。

 多くの方が、仕事や学業のため、野球にばかりうつつを抜かしているわけにはいかない。でも、限られた時間の中で精一杯野球を愛している。形はそれぞれだ。正しいファンのマニュアルなどない。でも、玉石のごとくすばらしい野球観を持った素敵なファンは、日本全国にたくさんいるはず。このシリーズでは、私の周りにいる素敵なファンを紹介したいと思う。(今日はちょっと例外)


 高校野球の中でも、最も活発に議論されるものの一つとして、「野球留学」がある。賛成派、反対派、それぞれの言い分がある。

 私は基本的に賛成だが、いざ地元の代表校がほとんど他府県出身の選手で構成されていたら、応援熱が冷めてしまうのが正直なところだ。しかし、地元の学校が負けても、他府県代表校に地元出身の選手がいたら、あたかも地元代表校のように熱を入れて応援するお気軽主義者だ。正直なところ、自分の確固たる意見など持てないでいる。

 しかし、全ての議論を物静かになだめてしまうような決定的な思考に出会った。自分は器の小さいやっちゃなあと痛感した。


 8月、甲子園大会まっただ中のある日、私は相方と小旅行に出かけた。車内のラジオは四六時中、甲子園のラジオ中継。

 中継の途中で、アナウンサーが視聴者から寄せられた応援ファックスたるものを読み上げる。第一試合は、京都代表・平安高校と山形代表・酒田南高校との対戦だった。アナウンサーは、山形県酒田市の男性からのファックスを読んだ。

 「がんばれ、酒南(さかなん??)! 関西出身の選手が多いので、酒田で鍛えて成長した姿を地元・甲子園で、お父さんやお母さん、そして仲間たちに見せてあげてください…」
 
 なんという心の広さ!
 地元出身ではないというだけで、心ないバッシングを浴びせる人もいるなか、この男性の存在に何故かほっとし、私もそういう見方をしたいと思った。地元を尊重し、選手の生まれ育ったところをも尊重する。彼らは知るよしもないのだけれど、酒田南は恵まれたチームだと思う。

 近年の山形は、高校野球情報で知り得るかぎり、にわかにブレイクの兆しを見受けられる。酒田南をはじめ、山形県のチームには、そんな心の広さを持ったファンのためにも、より一層の活躍を願ってやまない。