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2001年01月20日(土) ■ |
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追っかけ姉ちゃんの応援回顧録 「花道」 |
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2002年夏、スタンドに印象的な光景があった。
試合終了後、通路で父兄さんたちが花道を作っていた。奥で応援していた吹奏楽部の生徒や応援に回っている部員たちは、出口の位置の関係で必然的にその花道をぐることになる。父兄さんはその一人一人に声をかけていく。
「おつかれさま」 「今日はありがとう」 「次も頼むね」
私もどさくさに紛れて花道を通ってしまったが、そのあと立ち去りづらくて、何故か花道に加わってしまった。時間経つにつれ、花道はどんどん長くなる。そして、それは最後の一人になるまで続けられた。応援団は一人残らず、花道をくぐった。
昼下がりで日差しがきつかった3回戦も、すっかり日が暮れてしまいナイターになった4回戦でも、壮絶な試合に疲労困憊した準々決勝でも、それは変らず行われた。準決勝以降は人が多く、私はネット裏で観戦していたので、その光景を目にはしていないが、きっと同じことが繰り返されていたのだと思う。
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