2005年05月25日(水) キナコ


皆いつかは離れていくんだ

いつからか、そう思うようになった。

自分の気持ちを全てさらけだしてしまったら、
誰も僕のことなど愛してはくれないと思っていた。

なんだかんだでも、怯えていた。
自分に自信がもてないんだろう。
特に自分の好きな子に対して。

キナコと喧嘩した。

いや、キナコは喧嘩とは思っていなかったが、
言い合いをした。

今までの、友達としての女の子も、
彼女としての女の子も、

言い合いをするのが嫌いだ。

女だからなのか、どうかわからないが、

自分の中で消化しようとしないと思う。
しているのかもしれないが、できていないと思う。

現状の自分にはわからないならそれでいいし、
もはや価値観の違いなのだろうと思えることもある。

しかしね、価値観の違いだなんてすぐに決め付けることほど、
怖いことはないんだよ。
戦争だってそうだ。

価値観の違いじゃなくて、
何がダメなのか、何が理解できないのか、

そういうことはハッキリしなきゃいけない。
分からないことを責めてはいけない。
責める権利もない。
責められる理由もないのだから。


キナコは17だが、ヤツはだいぶ大人だ。
最近本気でコイツは天使かと思うようになった。

言い合いをしても、
自分なりに消化しようとするのだ。

コレは正直、本当に感服した。
間違いなく、17当時の俺にはできないことだ。

skの意見も、合っているかもしれないなと。
そして、この人は私のこと思ってくれてるから、
こう言ってくれているんだと、しっかり理解できる子なのだ。

コレには本当にビックリした。

半場諦めていた。

「別れよう」

そういわれて、
俺が謝るくらいかなと思っていた。

そう思うと、嫌気も指してきた。
めんどくせぇ。
でも、そう言われているわけではなかった。

口喧嘩して、
ほとんどメールをしなかった夜に、
彼女はこうメールをしてきた。


「すねてみたっ!!!」


そして、

私がアナタを受け容れることができなかった。
アナタがいい加減なら、私は謝ってほしい。
だけど、アナタは真剣に私に言葉をくれたのだから、
謝る必要はない

と言った。そして、

意見をくれるのはいいけど、
私にも本当に辛いときがあるの。
だから、そんな時にアナタに責められると、
悲しいの。
だからそう言うときは慰めてあげてね。

と言われた。

コイツは上手(ウワテ)だと思った。
天然に天使だと。

そして、おそらく心からの正直な気持ちなのだろうと。
愛しくて仕方なかった。

さっきまで謝りたくねぇけど、
納得させる為に・・・なんて思ってたバカな俺が、情けなかった。

逆に謝りたくなった。

ごめんなって。


何かね、本当に愛しく思えちゃって、
素直に甘え、愛を伝えてくれるキナコは、
本当に可愛くってね。
世間がどう見ようが、とても可愛かったんだ。

正直に今の自分には理解できないことを述べて、
自分には耐え難い辛さを感じる時があるの。

と、言う勇気。
それを理解することが、いや、
理解せざるをえない。

女はこえぇ。
そして、美しい。

もはや神だ。





素直に生きる強さを、アナタは持っているだろうか?

そして、その難しさを知っているだろうか。

いつからか、誰にも怯えるようになり、

素顔を隠し、

社会人でも、学生でも、

嫌われない為に「ツクリエガオ」


しゃらくせー


それも自分なんだっつうの。
愛してやれよ。若輩者。

素直に弱さを表現するほど、
巧妙かつ、美しいものはない。


キナコ。

コイツと付き合えてほんまによかった。


かなり惚れてるわ。やばいやばい。



 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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