2004年12月01日(水) 女未o

妹は、僕との二人だけの車の中で静かに泣いていた。

今、好きな人のことが恋しくて仕方ない。

でも、聞いていると、

ソイツがどれだけウザイ男かが、

なんとなくだけど、分かってしまう。

うちの妹はねぇ、

兄貴の俺が言うのもなんだけどね、

結構可愛いわよ?

ほんまにねぇ。

俺の妹、騙してみろやほんまに。

燃やすぞ。

「悔しい・・・」

と、僕に泣いていることを気づかさないように、

涙を拭く妹を見て思った。

妹は、とても優しい子で、

俺は妹が妹としてとても大好きだ。

いつも「ウザイ」とか「気持ち悪い」

とか言うてくるけど、

でも、いいヤツだ。

男見る目ねぇけど、

きっとお前にだって幸せになれるよ。

俺は、そう思ってるよ。

妹との初めての恋愛ぶっちゃけトークは、

恥かしかったけど、

少し嬉しい思いでもあった。

たった3時間のドライブがてらの

お話だったけど、

なんか、俺は兄貴なんだって気がして、

俺は妹がいてよかったとも思ったし、

何か、なんか嬉しかったんです。



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sk6 [手紙] [Ai to U]

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