2004年10月07日(木) 運命は偶然なんかじゃない。

今日は運命の出会いがありました。
そう。50代の女性ですが。

ボクが1週間に1回は行ってる喫茶店で、
松阪にある、「クロスロード」というジャズ喫茶です。

元カノの影響から、たくさんの音楽を聞きたいと思った僕は、
最近ジャズもええなと思っています。
といいながら、ボブディランを聞いてます。
ディランから抜けられません。
食いついたら離れない魅力を持ってる。
部屋でもディラン。
車でもディラン。
生活の中にもディランが点在しまくり。

結構、常連なので、
クロスロードでボクは指定席のようなものがあるんですが、
今日は人が座っていたので、初めてカウンターへ。

多分全員で座れる人間は、、、20人いかないくらいの狭い店。

所狭しと置かれたレコードの山とCDの数々。

音楽が好きな店員さんのコレクションでもあります。


店員さんといつもお話をしてるんですが、
今日は二時間ほど喋りました。

いやー最高だった。
もう出会いってまさにコレって感じの出会いだった。

色々な音楽を教えてもらった。

ジャズって良く知らなかったけど、
黒人の文化なんですね。
とても寂しい音楽なんだ。そうとは限らないかもしれないけど、
それが源流だな。

日本人でもジャズ歌手はいるみたいだけど、
店員さん曰く、

「演歌を英語で歌われるのって変でしょ?それと同じ」

分かりやすすぎ。
日本人の心ですよ。演歌は。
何がカンジャニだ。
漢字で書いたらファンがコレ見てしまいそうだから
あえてカタカナ(w

つまり、肌が黒いというだけで
差別を受けていた、黒人の歴史と哀愁を歌ってるんだ。
すごいわかりやすいな。

22歳のバカの話を真剣に聞いてくれて、嬉しかった。
もうそりゃ通いますよ。

スパゲティ最高にうまい。
もう最高。うん。

んで、いつものことだが、聞いてみた。

「知り合いにプロの人っています?」

「いるよ。◎◎さんって言うんだけど、●●町に住んでるよ」

「え。●●町?◎◎さん?・・・。

 それっておばあちゃんちの横の人の家じゃないですか。
 近っ!!!!」

トランペットを吹いてるらしい。
生活は苦しくとも、40代でトランペットで食べている彼。

「是非会いたいっすわ!」

「今度来た時に話とくわよ♪」


わーい。
いっぺんプロって何なのかプロの人と話してみたかったんよ。

僕ね、
サイモン&ガーファンクルとかベックとか
クイーンとかジョンレノン(ビートルズ)
カーペンターズ、プレスリーと聞いてきたんだけど、

英語の歌詞って何かなじめないんさ。
なんでってフト聞いても意味わからんし。

でも、何か感じるものはあって、好きなんだよね。

歌詞カード見て、日本語訳見たり、
無理矢理自分で訳したり・・・それも楽しい。

だけど、何か感じるものがあるんだよ。
うん。

そのことを分かってくれたのが嬉しかった!!!
音楽が好きってだけで、
例え分野は違おうと嬉しかったんだ!!!!!

その店員さんの弟さんもジャズが好きで、
店が暇な時はギター弾いてるらしい。

んー・・・。


この喫茶店、今年で25周年。
俺が生まれる前から、松阪にあるんだな。

ガストやデニーズと違って、
いつも落ち着いた雰囲気で、
入りにくいって感じも確かにあるけど、
でも、すごくステキで、好きだ。


音楽って無限だと思うんです。
音楽って自由だと思うんです。
きっとずっと昔からあったんです。

神様からの贈り物なんですよきっと。

感情をのせてるんです。
伝えたい事がきっとあるんだと思う。
その伝えたいことと僕の心がクリーンヒット、
もしくわシンクロしてるかどうかわかんないけど、
でも、俺は確かに感じてるんだ。

とりあえず、有名どころだけど、
ルイ・アームストロングを聞いてみることにしよう。
あと、たまたま壁にかけてあったレコードを運命と信じ、
トニー・ベネットを聞いてみよう。

また新しいものが僕に宿った。
コレだから楽しい。出会いっていいな。

その人が言う言葉で一番印象に残ったのは、

「CDは機械音的な音がするのね。
 レコードはとても温かいの。
 音に厚みがあるっていえばいいのかな?
 温かいの。
 だから私は古くてもレコードを集めるのが趣味なのね。

 兄からの影響で聞き始めたジャズだけど、
 私はこの雰囲気が大好きで、
 もう何十年も聞いてる。
 若い頃にはレコードなんてとても買えなかったから、
 いつも、ラジオを持ち歩いてたわ。」


好きなんだろうな。
本当に好きなんだろうな。
この言葉には嘘はないな。

俺は幸せだと思う。

出会いたい人に、出会えてる。
運命は決して偶然なんかじゃない。
待ってて現われるものではない。
僕がそれを求めたら、きっとやってくるものなんだ。
見つけてほしいと、今も僕の運命が
僕の先で待っている。
それを集めていかなければ。

僕ももっと厚みのある人間になろう。



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話変わって、夜はカラオケに行く。
誘われたから。バイトの子に。

行きたくなかったけど、付き合いってことでいった。
最悪だった。
もう行かないと思う。って言うか、行かないな。

でも、一曲だけ心を込めて、
あの子に向けて歌った歌があった。
ゴーイングステディの「BABY BABY」だ。

ミネタ君が大好きな彼女を思って作った歌。

あの子に届け。

どうか、キミの目の前に運命がやってきますように。
どうか、キミが幸せになれますように。
夢が叶いますように。

僕は歌詞を覚えてたから、目をつぶって歌った。

バカにされた。
だけどいいんだ。

俺はそうしたかった。
そうしなきゃいけなかったんだ。

心を込めたかったんだ。
だからバカにされてもいいんだ。



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深夜には、昨日日記に書いた子と電話。

悩んでた。
悩みに悩んでたみたい。
だけどやっとそれが晴れたって。

僕は言ったよ。

「キミの後輩はきっと、
 キミに何か特別な言葉を求めてるんじゃないよ。

 キミは、キミにしか言えない言葉を考えて
 伝えようとしてるけれど、

 そんなことをきっと求めてるんじゃないんだ。

 キミのこと、全てが好きで、尊敬してるんだよ。

 キミに話を聞いてほしかったんだ。

 で、キミは自分の体験談や、キミの気持ちを伝えた。

 彼女は笑顔だったんだろ?
 それでいいじゃないか。
 
 その子はキミに何かしてほしかったんじゃなくて、
 キミに側にいてほしかったんだ。

 またその子は悩むかもしれない。
 だけどそれでいいんだ。
 その子はそれでいいんだ。
 キミが全てを見る必要はない。

 その子はキミが聞いている限り、
 きっとそれが勇気になるから。

 キミにコレがあるからだとか、アレがあるからだとか、
 そんな1個や2個のことではないんだ。
 キミの全てが好きなんだよ。

 だから、悩むことはないよ。

 キミにもそう言う経験があるだろう?
 その人がいるだけで全てその瞬間解決するだろう?
 だから、何も悩むことはない。

 キミは精一杯したんだよ。

 キミの過去を呪わなくてもいい。
 その時にはそれが一番だと思ってきっとキミは
 考え抜いて決めたんだ。

 キミにその時間はきっと必要だったんだ。
 キミが選んだ道において、
 キミはそれでいいんだよ。

 悩まなくていい。
 キミは立派な先輩だよ」


後輩から相談されたことが、
自分のせいもあるんではないかと考えていた。
後輩から投げかけられた相談に、
自分は何も答えてあげられてないし、
していないと嘆いていた。

そんなに自分を責めなくていい。
大事なことはキミがそこにいるってことだ。

価値がないように見えて、キミがそこにいたことは、
彼女にとってそれだけの価値があったんだと思う。

だからそれでいいんだ。



俺は・・・
人に愛される価値なんかないと今でも思ってる。
愛されていなければ、その価値を
俺にはまだ見つけられない。

だけど、毎日少しずつ変わっていく自分を感じる。
例えそれが少しだけだとしても、
僕はそれでもいい。

俺は汚れてる。
汚い人間だ。
何人もに迷惑をかけて、
何人もに涙を流させてきた。

ひどいこともしただろうし、
ひどいことも言っただろう。

それでも、それを認めて歩いていけばいい。


純潔を突き進むならば、
純潔を蝕もうとする邪悪よりも、
邪悪さを持っていなければならない。


そんな言葉を最近知った。

僕の理想は最低に低くて、
それでいて高い。

そんな到底形にならないものを探し、求めている。


だいじょうぶだいじょうぶ。

そんなに凹まなくてもいい。
俺は味方だ。

毎日、キミのできることを、
しなくちゃいけないことを、
続けていこうよ。

毎日の少しずつの変化に気付けない時にも、
きっとそれがいつか自分に還ってくる。

だいじょうぶ。れっといっとびー
だいじょうぶよ。





小さな小さな草原に 僕は小さな花を見つけた
花はたくさん咲いていたけれど
僕にとって 美しかったのは
そのちっぽけな花だった

大切に 大切に思うあまり
僕は引っこ抜いてしまったんだ

家に持ち帰って
鉢に植えて
暖めてしまったんだ

臆病な優しさからは
何も生まれやしなかったんだ

強い心をもつことが
僕には必要だったんだ


弱くて 臆病な僕を
どうか許して

太陽に憧れる きみの気持ちを
引きちぎって ごめんな

体に悪いって 知っていながら
今日も僕はタバコを吸っている

浮かんでいく煙に

僕の弱い弱い心を 慰めるように


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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