2003年03月27日(木) 実習2日目

昨日アレほどのことを書いたのに、
実際実習は楽しいところもある。
だから別に二日目が憂鬱だったかと言われたら、
別段それは感じなかった。

むしろ、楽しかった。
新しいことを学べる気持ちが大きかった。


実習記録にも、
もっと動ける人間になりたいと書いた。


すれ違う人全員に挨拶した。
頭を下げた。
部屋に入る時は必ず挨拶をして入った。
ノックをした。

(↑にあげたことは当たり前と思われるが、
 施設の人はほとんどしない。
 痴呆の老人にいちいち構っていられないという感じだ)


↑のカッコにつけたすと、
トイレ介助する際もドアは開けっ放し。
適当に馬鹿にしたことを話すこともある。
ひどい暴言を言うことがある
(例えば「これだけわがまま通せるのはココくらいだよ!
 他の施設でアナタみたいな人お世話してくれるトコないよ!」など)

それは言い過ぎだろう。
ヤリスギだろう

と思われても仕方ない。

しかし、実際痴呆の患者と戦っていくのは大変なものだ。


目をあけたまますごいいびきを立てて寝る人。
ずーっと廊下の端から「おーーーい」と何かを呼んでいる人。
元軍人で、挨拶は敬礼!(頭に手を真っ直ぐに斜めに掲げるアレ)の人(笑
ずっと座っている人。




でも、一番恐ろしいのは、硬直している人だ。
恐ろしく筋肉が固まってしまって、
もう体の一部とはいえないほどだ。

体を動かしていないので(実際動かす機会を与えてないような気もする)
筋肉がやせ細り、ついには動かすことができなくなるのだ。


あとは、ジョクソウ(所謂、床ずれ)
老人の肉はしわしわということを昨日書いたが、
それゆえにしわがしわのまま戻らないのである。
その姿勢のまま寝てしまって、
寝返りする力を持っていない老人は、
一部に圧力がかかりすぎて、その部分の皮膚が壊死して、
赤くなり、黒くなり、穴があく。

|Π|←イメージとしてはこんな感じ
皮膚に穴が空いているのだ。
それが痛くて痛くて仕方ないらしい。

コレができてしまうと、施設のメンツに関わる。
これができるかできないかで、その施設のランクが決まるといっても
過言じゃない。
エアーマットなどして、一定時間たつと、
エアーが入ったり出たりして圧力のかかる部分を変えているベッドを使って
いる人もいる。あまりにも皮膚が弱い人だろう。
ちなみに、この施設に床ずれが出来てた人はいなかった・・・と思う。
それらしきものはあったと思うのだが・・・。





とまぁ、本当に最低な場面にしか出くわさなかったのだが、
お世話をして、笑ってくれる老人は
とても幸せな顔をしている。
その笑顔が嬉しくて仕方ない。なぜだろう。
嬉しいのだね。

みーなが掲示板に書いてあったが、
老人は顔を見つめる癖のようなものがある。
アレは一体何なのだろうね。
俺にも分からん。
ただ、嫌いやったら背けるってのは分かるよ。
きっとずっと見ていたいんだろうね。
大事な人ってコトで見ているんじゃないかな・・・。




それで、また話しは変わり今日の難関は、

入浴。



40人くらいを一斉に入れる。
しかも、今日は痴呆の方の番。


館中で臭っているうんこの溶けたような臭いが倍化する。

吹くを脱がしてあげて、頭洗って顔洗って、
背中流すだけの人はいいが、
前も拭けない人もいるので(股間以外(胸等)も含む)
そう言う人は洗ってあげなきゃいけない。
コレ大変よ?

特に女性ね。

特におっぱいが大きい人。


たれたおっぱい(笑)を一度持ち上げて、
その裏まで洗わなきゃいけないのね(涙
コレは恥かしかったし、正直嫌だったわ(涙

お尻や性器も拭かなきゃいけないのは辛い。


でも、頑張った。

なんとか笑顔で耐えることができた。




施設の悪さを批判する必要もある。
しかし、その人たち本人に罪があるとは限らない。
実際人手も時間も足りないのだ。
しかもあまりめっちゃ儲けるとはいえない仕事。

難しいのだ。

そういう経済面も僕は勉強すべきだと思った。







上の空で天井を見つめる痴呆の老人は、
一体何の為に生きているのだろう。

とろっとろの飯を食らい、後は寝てすごす。
何を生きがいとしているのだろう?


そういうことは生きる治療(介助)において大事なのだろうと思うのに。
与えていることはあるのかって感じ。


人は一人は寂しいものだ。
老人は何故手を握ろうとする?



それは、寂しいからだろう。



「この人がいなかったら僕は生まれなかった」

そう言う存在が親や祖父母だ。

または家系だ。

そういうものの大切さに気付けていない人もいる。


じいちゃんばあちゃんは敬うべきだよ。
本当にバチがあたりそうで怖い(w





生きているということは、


時に、


それだけで苦痛を伴うものだから、


長生きしている人はそれに耐え切った人なのだ。

尊敬できるだろう。


何か違うだろう?




あの手のぬくもりと優しい目は、
それを物語っている。


暖かいぞ。
ばあちゃんじいちゃんの手。



今度触ってみて。

でかくて、ゴツゴツしてて、


カッコいいぞ。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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