2003年01月01日(水) コレ。伝えたかったんだ。


「だんだん燃え尽きていくくらいなら、一度に消えたほうがまし」

-HEY,HEY,MY,MY(OUT OF THE BLUE)
/
NEIL YOUNG,1979


もしもこの世に何か変わらないものがあるとしたら、
それは今この瞬間こうしているだけでも
どんどん過ぎ去っていく時間

その、間断ない刻みの確かさかもしれない。


時間が経てば突然変化が生まれるけれど、
次官が歩みを止めないという、
その一点は永遠に変わることのない残酷な事実だ。

足を踏み入れるとセンサーが感知して動き出す
自動歩道のように、始まった人生は
終結点に向けてたゆまず直線を進んでいく。


その途中で、
たくさんのほかの道があなたの道と交差してくるだろう。


その中にはぴったりと軌道を重ねてくれる愛しい出会いもあれば、
思いもしなかった苦い衝突や摩擦を生む交わりもある。

そのたび、笑いや涙や怒りや悲しみや歓喜という、
魂を揺さぶられる体験や強烈な感情といった光景が
心の中に花びらのように降り積もる。

甘い花もあれば苦い花も混じっているけれど、
その豊かな色彩の連なりがたぶん、
あなたという人間を形作っていく。



けれど、そのうたかたの間も足元の歩道は
片時も動きを止めることがない。
ふと振り向くと「始まり」は彼方に光る点になっていた。
前方に目を向けても、その先にはまだなんにも見えない。

不安に駆られ、大事にポケットにしまっておいた花びら
鮮やかで美しい大切な記憶--をそっと手のひらに載せてみると、
その花びらはくったりとしおれ、
見る影もなくなっている。

夏の太陽の下、
大きな真白い花みたいに曇りなくそこに在った自分。
高い空を見上げ、その青さと苦もなくひとつになっていた自分。

夕暮れに街路をぼんやり一緒に歩くだけで、

ただそれだけで、

手もつないでいないのに体いっぱいに感じた
きみという大切な他人。

永遠に変わるはずないって信じてた、
きらきら輝いていたそんないくつもの光景は、
時間という名のやすりにこすられてその輝きを失っていた。

永遠の円環の中で生きていたはずの自分は、
本当は直線に沿って歩いてた。

円は欠けていた----そう気付いた瞬間に
子どもの時間は終わり、大人の時間が始まる。
それは泣くたくなるくらい悲しい「目覚め」のコールを響かせる。



それを受け容れてしまえば、楽になる。

とにかく前に向かって進んでいけば、
自分が時計の針そのものになってしまえば、

過ぎ去る時間を惜しむこともないから。
今のその瞬間だけを享受していけば、
それぞれの終結点へむけて、
直線は勝手にどんどん自分の先に伸びていく


しかし、いつか音づれる終わりに向かって日々進むだけ----


そんな「受け容れ」は、大きな悲しみや絶望に出会うと、
たやすくニヒリズムに形を変えて、心を蝕んでいく。

無感覚になって時間を受け容れてしまえば、
受けた傷はやがて乾いていき、
痛みの記憶もあやふやに薄れていくのだから。

こうして、怖がりで傷つきやすい魂を秘めた、
固く蔽った「殻」ばかりが世の中にあふれかえっていく。



だが、ほとんどの人間が行うそんな「受け容れ」を拒否し、
渡された重たい砂時計をなんとかしてひっくり返そうと
もがく人間がいる。

そのたびに疲れ果て、手は傷だらけになるのも構わず、
零れ落ちていく時間を食い止めようとする。
瞬間の輝きをビートとギターの鳴りに置き換えて
歌に深々と刻み付け、
放っておけば失われていくだけの何かを
永遠の中に釘付けにしてしまうこと。
刹那にしか存在しない生の瞬間を
誰よりも見て味わって飲み込んで生きて、
自分の歌の中に何度でも生きかえらせてやること。
たった3分このポップ・ソングがなっている間だけでもいい、
あなたの逃げ去っていく時間を押し戻し、
失われた輝きを奪回してあげること。
ある種のロックからわたしが感じるのは、
そんな頑固で純粋な意思だ。
受け容れも虚無も否定するそんな音楽が、
殻を破ったまま時間をやり過ごし、
その中でいつの間にかまどろみを食っている感覚を揺さぶり

覚醒させる。




「そんな風にして、あんた、生きているって言えるの?






最近僕が聞いているミュージシャンの
Art-schoolってバンドのアルバム「Requiem for Innocence」
の歌詞カードの中に入っていた言葉です。
元々は、
ネール・ヤングというアーティストの曲の詞だそうです。


このアートスクールというバンドは僕が今、
とても好きなバンドで、

そのインタビュー記事でも
ボーカルの木下の言葉が好きだった。


「カーオーディオで聞くような音楽であってほしくない」


って言うか、俺最初聞いた時は
ハッキリ言って、
なんだこれって思った。
だけど、こんなに意味の深いバンドって俺であったことない。

バンプみたいにある種単純じゃなくて、
ミスチルみたいに別に言葉かけしてるわけじゃない。
大切なぁーものー とか あーーなーーたーーーに会いたくてーぇ
って感じに、
真っ直ぐな言葉でもない。

人生とか魂とかの汚ればかりを表現しているのに、
なぜかそこらへんから美しさって言うか、
人生の何かこう言葉にならないものを表現してる。

何かこのニール・ヤングの言葉通りの音と詞のように思う。

この詞だけは、絶対1日に載せたいと思ってた。






あけましておめでとう。
本年もよろしくです。

今年は勉学に励みたいと思います。
頑張るよ。






アートスクールの詞をのせようかと思ったが

やめ。

是非聞いてほしいですね。
うん。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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