Desert Beyond
ひさ



 春遠からじ/India

さっきパッと目を覚まして今何時だろうと思った。
12:35。そう思って時計を見ると12:35だった。
あ、囲碁講座おわっちゃった....。

昨日は二日酔いの一日だった。
量的にはあまり飲んでない気がするんだけど
重めの二日酔いで夕方くらいまで寝てしまった。

この街には昔ながらの個人店が多い。
山と海のせいかなぁ。
ある程度街がぎゅっとまとまっているから
大きい駐車場を持つ量販店が立ちづらいのか
量販店は四国進出しないのか。
僕の家の近くに床屋がひとつある。
あまりにもお客さんが入らないのでこっちが心配になる。
たまにお客さんが入ってるとほっとしてしまうくらいだ。
若めのパパが店主で、子供が二人走り回る。
夜、誰も待たない待合ソファでたまにビールを飲んでいる。
とり飯はそんな床屋の貴重な固定客のひとりだ。

四国の遺産を世界遺産に申請して
結果がどうだったとかなんだとか言っていた。
熊野古道が世界遺産になったからといって
遍路道を世界遺産に申請するというのが安易過ぎる。
何とか認められないかと頑張る人の姿を見ると
がんばってるなぁと思う反面
世界遺産として認められたいという人の希望欲望が
本来の「世界遺産」の持つ意味を忘れさせているかと。
四国遺産として、場所と文化を大切に守っていけばそれでいいんじゃないかなぁ。

昨夜「ファンシイダンス」という映画が深夜やっていて
観ようと思ってなかったけど見てしまった。
本木、鈴木保奈美、竹中直人などなど若すぎ。
1989年。バブリーな感じ。女の人の眉毛も違すぎて。
スカパラもちょっと出ていて
貴重な彼らの昔の姿を見ることができた。



NHKスペシャルを観た。
「インドの衝撃(1)わき上がる頭脳パワー」
過去にケンブリッジ大学に合格したけど
貧困のため入学できなかった三十路の人が
貧困の若い大学入学を目指す学生に安く教えていて
生徒たちは一生懸命勉強していた。
雨の日に吹き込む雨に当たらないように傘をさしながら
もしくは雨粒をノートから払いながら
黒板に集中するインドの若い人たちの姿が脳裏に焼きついた。

場所が変わればある程度アプローチの仕方も変わるとはいえ
自分の学ぶ姿勢に対して恥じずにはいられなかった。
いい刺激になった。


2007年01月28日(日)
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